寝不足だと物忘れが激しくて…

東京ドームの試合で初スタメンとなった広島5番・長野、
二回の第1打席は巨人・山口のスライダーに空振り三振

おとといの11日、日本ハム−楽天戦が行われた東京ドームで、日刊ゲンダイ時代からお世話になっている評論家の方に久しぶりに会った。
無許可で書いているので名前は伏せますが、日本人初の大リーグ投手となったMさんである。

Mさん「元気でやってるかね?」

私「いやあ、ぼくももうトシです。最近、物忘れが激しくなって…」

Mさん「何を言ってるんだ、まだ若いのに」

私「でもねえ、こういうことないですか?
何かを探しにリビングから隣の和室に行って、その部屋に入った途端、あれ? 何しにここへ来たんだっけ? と…」

Mさん「あるあるあるある!」

私の場合、TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!日本全国8時です』生出演のため、朝6時20分に起床している毎週金曜は、とくに〝健忘症〟の傾向が強くなる。
きょうは午後から東京ドームへ出かけたところ、なんとスコアブックとノートPCを忘れてしまった。

それも、記者席に腰を落ち着けて、いつものように必要なものだけ出しておこうかと、バッグを開けてから初めて気がつくという鈍感さである。
過去、ACアダプタを忘れたことは何度かあるが、PCそのものを忘れたのは今回が初めて(…だよな? 書いているうちにだんだん自信がなくなってきた)。

そんなの、バッグを担いだときにわからなかったのか。
パソコンとスコアブックが入ってなければ、あれ? いやに軽いな、と気づくはずだ、と思われるかもしれません。

実は最近、どこへ行くにも持って歩いて読んでいる本があり、これが上下2段組の約580ページと非常に重い大作(中国人俳優の伝記です)。
きょうも、東京ドームに着いたら、巨人の練習前にこの本をある程度読み進んでおきたいので、何を置いてもこの本を忘れないようにしなければ、という思いが先に立っていた。

私、電車や待ち時間には常に本を読んでいたいアナログ高齢者なんですよ。
で、この分厚い本をバッグに入れたら、PCやスコアブックを忘れてもそれなりの重量に達しているから気づかなかった、というわけ。

きょうの試合は某通信社にもらったスコアカードにつけました。
で、シコシコとつけているうちに、日刊ゲンダイ時代もよく社製スコアカードを忘れて、この社のスコアカードをもらっていたことを思い出した…。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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