継投の明暗

三回2死無走者から巨人・坂本に投げるDeNA・東。結果は空振り三振。

きょうの巨人−DeNA戦は投手陣の出来が明暗を分けたように思う。
先に継投に出たのは巨人・原監督で、前日からスライドした新人・高橋が、四回までに1本塁打を含む5安打3失点を喫したところで降板させた。

原監督曰く、「初めてのスライドということで、とにかく大変な中、次の役割(次回先発?)に向けて備えてもらおうということ。
こういう野球もあるということを、本人の中でどう感じているか、ですね」

この時点ではまだ1−3だったから、2番手以降の投手が踏ん張っていればまだ勝負はわからなかった。
が、3番手・田口が宮﨑に中押し4点目の一発、5番手・高木がダメ押し5点目の本塁打を打たれて万事休す。

一方のDeNAは、五回まで5安打1失点だった2年目・東が六回1死一・二塁のピンチを招き、打順がゲレーロに回ったところでラミレス監督が動いた。
ここで登板した三嶋がゲレーロを三ゴロ併殺打に打ち取ったことが、この試合のポイントになりました。

ラミレス監督が言うには、「巨人打線とウチの左投手の対戦打率は3割7分で、ゲレーロには過去にもホームランを打たれている。
きょうの東は決してベスト・パフォーマンスではなく、あの場面までに93球投げていたから、もう右投手に代えたほうがいいと思った」

このデータ重視主義が奏功し、エスコバー、パットン、山﨑康の勝ちパターン継投もドンピシャリとハマってDeNAが快勝。
今季初の4連勝で、明日以降もこの勢いを保てるか、シーズン序盤最初の正念場でしょうね。

原さんにとっては癪に障る負け方だっただろうな。
試合前は「まだ5月だよ」と、勝負どころはまだ先と言わんばかりでしたが、さて、明日はどうなりますか。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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