WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』149

今年も甲子園で開催中の選抜高校野球の直前、また球数に関する議論が再燃したことをご記憶でしょうか。
昨年12月、新潟県高野連が先発投手の球数を上限100球までとする新ルールの導入を発表したところ、日本高野連が「待った」をかけた一件です。

投げ過ぎによる故障や後遺症が絶えないと言われる中、新潟県高野連が他府県に先駆けて画期的な提言を行ったことは確か。
しかし、これが例えば選抜の今大会から導入されていたら、1回戦で素晴らしい投手戦を展開した星稜・奥川恭伸130球、履正社・清水大成106球の投げ合いは、だいぶ違ったゲームになっていたはず。

日本高野連が新潟県高野連の決定を差し戻したのも、「投手力の足りないチームが不利になるから」というのが大きな理由だった。
いや、いつまでもそんなことを言っているから、球数を制限する改革が進まないのだ、「投手が少ない」と言っている高校は自分たちが投手を集める努力をすべきだ、と指摘する声もある。

ここで、大変素朴かつ重要な疑問がひとつ。
それでは何故、「上限100球」なのか? この数字にどれだけ科学的、医学的な根拠があるのか?

これはよほどの野球オタクでもなかなか答えられないでしょう。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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