『オーシャンズ13』(WOWOW)

(Ocean’s Thirteen/2007年 アメリカ=ワーナー・ブラザース)

スティーヴン・ソダーバーグ監督による『オーシャンズ』シリーズ第3作。
今回は前作までの仇敵だったベネディクト(アンディ・ガルシア)がオーシャン(ジョージ・クルーニー)の味方につき、ラスベガスを牛耳ろうとするホテル王ウィリー・バンク(アル・パチーノ)に立ち向かう、というまことにわかりやすい内容になっている。

開巻、オーシャンの師匠で後ろ盾でもあるルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)がバンクに裏切られ、全財産を奪われたあげく、心筋梗塞を起こして寝たきりになってしまう。
リベンジを誓ったオーシャンと仲間たちは、ラスベガスで新たにオープンされるバンクのホテルをぶっ潰そうと計画、バンクを敵視していたベネディクトが資金を提供する。

その方法が大がかりで、ダイスの製造工場で遠隔操作できるサイコロを大量生産、カジノをコントロールしているコンピュータ・システムに侵入し、次から次へと客を大儲けさせ、バンクを破産に追い込んでしまう。
水面下でオーシャンの計画が進んでいる最中、秘かに宿泊していたホテルの格付け調査員がそのシワ寄せでひどい目に遭う、という点描も面白い。

ただ、シリーズ一番の大物役者が演じているにもかかわらず、バンクのキャラクターはあまりに軽く、成金趣味の単細胞で、いささか迫力不足だった。
バンクの右腕アビゲイル・スポンダー(エレン・バーキン)も、悪女ならではの魅力に乏しい。

オススメ度B。

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※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

23『オーシャンズ12』(2004年/米)C
22『オーシャンズ11』(2001年/米)B
21『オーシャンと十一人の仲間』(1960年/米)B
20『マッキントッシュの男』(1973年/米)A
19『オーメン』(1976年/英、米)B
18『スプリット』(2017年/米)B
17『アンブレイカブル 』(2000年/米)C
16『アフター・アース』(2013年/米)C
15『ハプニング』(2008年/米)B
14『麒麟の翼〜劇場版・新参者』(2912年/東宝)C
13『暁の用心棒』(1967年/伊)C
12 『ホテル』(1977年/伊、西独)C
11『ブラックブック』(2006年/蘭)A
10『スペース・ロック』(2018年/塞爾維亜、米)C
9『ブラックパンサー』(2018年/米)A
8『ジャスティス・リーグ』(2017年/米)C
7『ザ・リング2[完全版]』(2005年/米)C
6『祈りの幕が下りる時』(2018年/東宝)A
5『ちはやふる 結び』(2018年/東宝)B
4『真田幸村の謀略』(1979年/東映)C
3『柳生一族の陰謀』(1978年/東映)A
2『集団奉行所破り』(1964年/東映)B
1『大殺陣』(1964年/東映京都)C


スポーツライター。 最新刊は構成を担当した達川光男氏の著書『広島力』(講談社)。毎週金曜朝8時、TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!日本全国8時です』出演中。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』、WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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