『オーシャンズ11』(WOWOW)

(Ocean’s Eleven/116分 2001年 アメリカ=ワーナー・ブラザース 日本公開:2002年)

前項『オーシャンと十一人の仲間』(1960年)を、スティーヴン・ソダーバーグ監督が当世風にリメイクしたお洒落なギャング映画。
この作品は2002年2月の劇場公開当時、原監督1年目の巨人キャンプを取材中の宮崎で観た。

当時はオリジナル版を知らなかったため、テレビアニメの『ルパン三世』みたいな映画だなあ、と思ってパンフレットをめくったら、原作者のモンキー・パンチがエッセイを書いていた。
『オーシャンズ11』のメンバーを『ルパン三世』に登場させるとしたらどんな絡ませ方ができるだろう、と想像しながら楽しんだ、という内容だったと思う。

実際、ダニー・オーシャン役のジョージ・クルーニーは原典のフランク・シナトラよりルパン三世のイメージに近い、と感じた日本人の観客は多かったはず。
クルーニーが未練タラタラの元女房テス(ジュリア・ロバーツ)は当然、峰不二子に相当する(キャラはだいぶ異なるが)。

このふたりの脇を固める仲間がブラッド・ピット、マット・デイモン、バーニー・マック、ドン・チードル、それに〝伯父貴分〟がエリオット・グールドと、みんなそろってなかなかいい味を出している。
オーシャンたちに現金を強奪されるラスベガスのカジノ経営者アンディ・ガルシアも、劇場公開当時はチンピラが背伸びしているように見えたが、いま観直すと、そういうキャラだから作品全体の雰囲気にフィットしていたことが得心できる。

ただ、これだけ大がかりな金庫破りをするのに、仲間同士の通信手段がガラケーというのは、さすがに古びて見えましたね。
オススメ度B。

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※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

21『オーシャンと十一人の仲間』(1960年/米)B
20『マッキントッシュの男』(1973年/米)A
19『オーメン』(1976年/英、米)B
18『スプリット』(2017年/米)B
17『アンブレイカブル 』(2000年/米)C
16『アフター・アース』(2013年/米)C
15『ハプニング』(2008年/米)B
14『麒麟の翼〜劇場版・新参者』(2912年/東宝)C
13『暁の用心棒』(1967年/伊)C
12 『ホテル』(1977年/伊、西独)C
11『ブラックブック』(2006年/蘭)A
10『スペース・ロック』(2018年/塞爾維亜、米)C
9『ブラックパンサー』(2018年/米)A
8『ジャスティス・リーグ』(2017年/米)C
7『ザ・リング2[完全版]』(2005年/米)C
6『祈りの幕が下りる時』(2018年/東宝)A
5『ちはやふる 結び』(2018年/東宝)B
4『真田幸村の謀略』(1979年/東映)C
3『柳生一族の陰謀』(1978年/東映)A
2『集団奉行所破り』(1964年/東映)B
1『大殺陣』(1964年/東映京都)C



スポーツライター。 最新刊は構成を担当した達川光男氏の著書『広島力』(講談社)。毎週金曜朝8時、TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!日本全国8時です』出演中。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』、WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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