高校野球取材の掟

ここ数年、大阪駅周辺からはどんどん昔の大阪らしさが失われているような気がする

イチロー引退の取材が一段落しても、一息つく間もなく朝から大阪へ移動。
今年もきょうから甲子園で始まった高校野球選抜大会の取材である。

それなのに何故、球場やグラウンドではなく、大阪駅周辺の夜景画像なんか載せてるんだ、本当は毎晩キタやミナミに飲みに行ってるだけだろう。
…と思われるかもしれませんが、さにあらず。

高校野球の大会期間中、高野連から取材パスを支給されている報道関係者は、大会に関する画像を私的にネットにアップしてはいけない、という厳しいルールがあるのです。
試合や施設、スタンドや応援団の画像はもちろん、甲子園の前で並んでいるファンの行列もみんなダメ。

旧サイトの時代は、甲子園駅の改札口になだれ込むファンの波、ぐらいはいいんじゃないかと思ってアップしたこともあるけどね。
そんな子供っぽい抵抗を試みても仕方がない。

さて、きょうは今年のドラフト上位指名候補のひとり、星稜・奥川恭伸くんが素晴らしいピッチングを見せてくれました。
甲子園常連の強豪校・履正社を相手に3安打17奪三振の完封勝利。

序盤は最速151㎞の真っ直ぐで押し、スライダー、フォーク、チェンジアップで次々に三振を取っていく。
とくに、ネット裏の記者席からきれいな軌道が見える、糸を引くようなスライダーの曲がりが素晴らしい。

さあ、明日は横浜の及川雅貴くんがどんな投球を見せてくれるか。
楽しみにしながらおとなしく寝ます…もう2~3時間したら。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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