グリフィンは4回KO、ヤフーレはマダックス達成⚾

きょうの対戦カードを知らせる東京ドーム前のディスプレイ

この2日間、きのうもきょうもワンサイドゲームとなりました。
きのうはDeNAが巨人戦で今季最少の3安打しか打てず、2-6で大敗したと思ったら、きょうはその巨人が0-8でヤクルトに完敗。

最大の敗因はひとりで四回までに8点を失ったグリフィンだけど、ゲームが壊れるまで続投させた阿部監督の采配にも疑問が残る。
初回にいきなり4点、二回も1点、さらに三回にも2点を失いながら、阿部監督は一向に交代させようとしない。

グリフィンが打たれ続けている間、杉内投手コーチがマウンドに行ったのも、村上に先制タイムリーを打たれ、サンタナに四球を与えて満塁とされた直後の一度だけ。
三回まで引っ張った理由は、その裏にグリフィンに打席が回るためだろうと思ったら、2死無走者だったからかどうか、阿部監督は代打を送らず。

このときは、さすがにスタンドからどよめきが起こった。
四回もマウンドに上がったグリフィンは村上に一発を浴びて8点目を献上し、ここでようやくお役御免である。

なぜこんな展開になったのか?
試合後に取材したら、9連戦で投手の頭数が足りなくなっていること、リリーフ陣を休ませたかったこと、それにひょっとしたら故障明けのグリフィンがまだ万全の状態ではなかったことなど、様々な要因があったらしい。

一方、ヤクルトの先発ヤフーレは94球でシャットアウトと見事マダックス(100球以内で完封すること)を達成。
ヤフーレ自身初の快挙は、ヤクルトの外国人投手としても球団史上初という歴史的快投だったそうです。

というわけで、巨人ファンにとっては大変残念な結果だったけれど、ヤクルトファンにとっては非常に貴重な試合観戦となりました。
これだけ点が入っても、試合時間が2時間25分と短かったことも何より。

本日のスコアブック
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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