朝は面会、昼は墓参り、さらに夕方は…🛀

庭のサラサモクレン

今回の帰省では親父の植えた桜の見ごろを逸してしまったけど、代わりに庭ではサラサモクレンが見事な花を咲かせていた。
親父が亡くなってから2年間、蕾もつけていなかったから、これには本当に驚いた。

玄関横のリキュウバイ

玄関の横ではリキュウバイが盛大に咲き誇っている。
きょうの午前中、グループホームにいる母親の面会に行き、スマホで撮った花々の写真を見せると、途端にパッと表情が明るくなったような気がしました。

面会時間は15分だけど、いつも長居させてもらって30分。
介護士のみなさんともコミュニケーションを取り、母親の状態について忌憚のない所感をうかがえる貴重な機会でもある。

ちょうど衣替えの季節とあって、帰りに母親が大量に持ち込んだ冬服を引き取ってきた。
これが結構大量で、介護士さんが2つの袋詰めにしたものを、電動機付き自転車の前と後ろのカゴに押し込んで帰宅。

電動機付きとはいえ、グループホームと家とは往復15㎞以上あるから、大荷物を抱えているとそこそこの運動になります。
昼メシを食べて家に帰ったら、今度は自転車をクロスバイクに代えて照蓮寺へ親父の墓参り。

照蓮寺の境内

毎年、見事な花を咲かせる照蓮寺の桜も、すでに見ごろは終了。
その代わり、ピンク色の花びらが敷き詰められた境内が美しかった。

墓参りをしている最中、母親が電話してきて「さっきはありがとう」。
いま親父の墓の前にいると話すと、「お父さんも喜んどるよ」と言って声を震わせていた。

帰省中の任務はこれだけでは終わらず、夕方にはまたしても調子がおかしくなった風呂のメンテナンスに立ち合い。
とまあ、いつもながら、まるでノンビリできない帰省中の一日でした。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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