【きょう1日アップ&発売!】東スポWEB&東スポ『赤ペン!!』474/新井カープ守護神・栗林は本当に危険球ショックを払拭できたのか

広島・栗林は〝危険球ショック〟を完全に払拭することができたのか。

26日(マツダスタジアム)にヤクルト・青木に頭部死球を与えて退場となった栗林は、翌27日(同)に2点リードの9回に登板。
このときは3者凡退に抑えて9セーブ目を挙げた。

栗林は試合後、「怖さはもちろんありました。ただ、監督の期待に応えたい気持ちも強かったんで」とホッとした表情。
新井監督は「彼もきのうのきょうなんでいろんなことを気持ちがあったと思うけど、(試合前に)いってもらうぞと言ってたから」と明かした。

新井監督が栗林を翌日に登板させたのは、ショックを引きずらないようにと考えてのこと。
その狙いは十分理解できる。

2011年に今村猛が巨人・長野に頭部死球を与えたとき、野村謙二郎監督もその僅か2日後に投げさせた。
1点リードの8回で、今村は先日の栗林と同様、打者3人でピシャリと抑えている。

「危険球の件があったんで、今村はなるべく早く使いたかった。
ショックを後々まで引きずらないようにするためにね」

野村監督はこう言ったが、この登板で今村が完全に立ち直ったわけではなかった。
20日後にまた巨人・長野と対戦したらショックがぶり返したのだ。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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