何だかんだあったけど、新井カープ9連勝!⚾

きょうの〝新井流〟オーダー

今日、明日の2日間、カープ-ヤクルトを取材するため、またマツダスタジアムに通います。
カープはきのうまで今季最長の8連勝中で、先週末の中日戦で話を聞いた上本も相変わらず4試合連続スタメン4番。

きょうもスタンドは大入満員かと思ったら、意外にも出足が鈍く、とくに三塁側のビジターパフォーマンス席に空席が目立った。
ヤクルト戦は昔から広島では人気の高いカードではないからか、それともここにきて一際気温が上昇した猛暑のせいなのか。

四回表終了時には中国電力、広島ガス、広島銀行、中電工など地元企業4社合同応援で来場しているお客さんが電光掲示板のクリアビジョンで紹介されました。
カープとのお付き合いによる企画であることは間違いなく、かつては12球団一入手困難と言われたマツダスタジアムのチケットも、いまでは一部がこのような営業努力によって買い支えされているようです(本日の観衆は2万6804人)。

 カープうどん〈全部のせ〉800円…高くなったなぁ。

球場メシは久しぶりにカープうどんの〈全部のせ〉をおつゆまで完食。
冷房の効いた記者席で食べていても汗が噴き出したけれど、やっぱりカープうどんは冷たい〈ぶっかけ〉より温かいほうが美味しいと思う。

さて、本題の試合。
ヤクルトの先発・高橋に対して、新井監督は6、7、8番にデビッドソン、堂林、末包と右の長距離砲をズラリと並べた。

というか、本来ならこの面々が4、5、6番を打って、上本が8番に入るのが野球の常道なんだけどね。
などとイチャモンを付けていたら、この打順の組み替えが功を奏し、二回2死走者無しからデビッドソンが中前打、堂林が四球を選んでチャンスメーク。

続く末包がつまりながらも右前へ運ぶタイムリーを打ち、幸先よく1点を先制。
三回にはオスナの3ランでいったん1-3と逆転されるも、四回にはまたも末包が3ランを打ち返し、4-3と再逆転して、今夜のヒーローとなりました。

五回には坂倉もソロ本塁打を放って5-3と2点差に突き放し、連勝を9に伸ばしている。
栗林が青木に頭部死球を与えて危険球退場となったり、両チームにらしくないエラーが続いたり、妙なゲームではあったけど、カープファンにとっては面白いゲームでしたね。

しかし、この猛暑の中、試合時間は3時間38分もかかっていて、お客さんにとってはだいぶ辛かったんじゃないかな。
試合の後半、スタンドから客足が退くのも早かったしね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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