帰省中は割と大忙し💦🎋

JR竹原駅の出入口、足元の路面に書かれた文字

今回の帰省期間中はいろいろとやらなければならないことが多い。
おととい9日は、13時25分(10分遅れ)羽田発の全日空便に乗り、機内で原稿を1本書き上げて送信。

15時に広島空港に到着すると、いつも迎えに来てもらっている安全タクシーで竹原市の実家へ。
そこで荷物を降ろして一息つく暇もなく、すぐに電動機付き自転車でもみじ銀行へ行き、当座必要なお金を引き出して、さらに竹原市役所に向かう。

ここで母親のための高額介護サービス費給付の申請書を提出。
〆切もあるし、早めに処理するにはもっと煩雑な手続きが必要かと思っていたら、あらかじめ書いておいた書類1枚でOKと言われ、助かりました。

その後、スーパー・藤三に寄り、その夜の晩飯、明日の昼飯用の食料の買い出し。
翌日、グループホームからいったん実家へ帰宅させる母親に食べてもらうため、かねて所望されていた峠(たおした)牛のステーキ肉、穴子入り巻き寿司、りんご、バナナなどなど。

当夜は早めに寝て、一夜明けたきのう10日は、日谷眼科で先月26日に右目に硝子体注射を受けた母親が2週間検診を受ける日。
そのため、僕は朝6時前に起床し、体操、洗濯、朝食を慌ただしく済ませ、7時45分までにまず僕ひとり自転車をこいで日谷眼科へ。

日谷は予約制ではなく、朝7時45分から番号札が発券され、外来往診開始の9時から順番に診察を受けるシステム。
竹原市内の眼科はここしかないため、9時以降に番号札を取ったら、すでに20~30人待ちになっていることも少なくない。

だから、母親があまり待たなくてもいいように、あらかじめ番号札だけ取りに行くのが、昨年亡くなった父親の存命中の役割だった。
その父親の代わりをいま、僕がやっているわけだが、発券開始の7時45分前に日谷眼科へ行ったら、もう順番待ちをしている人が4人いました。

004番の番号札を引き、いったん実家へ帰って、8時15分から予約しておいた安全タクシーで老人保健施設へ母親を迎えに行く。
こういう診察の日、毎回笑っちゃうのが(と言っては失礼だけど)、母親にとっては貴重で張り切りどきの外出とあり、いつも化粧によそ行きの洋服、キラキラ光るネックレスを欠かさないこと。

そんな精一杯おめかしした母親をタクシーに乗せ、日谷眼科へ向かい始めた矢先、車で追いかけてきた担当の介護士さんがウインドウをノック。
なんと、僕が自分の携帯、介護士さんから預かった母親の保険証とお薬手帳を忘れており、大急ぎで届けてくださったんですよ。

眼科での検査結果は良好で、眼底の腫れも引いており、次回の検診は1カ月後でよいと主治医に言われ、ドライアイ用の目薬を出してもらい、9時半過ぎに診察は終了。
その後、また安全タクシーで母親を実家に連れて行く。

施設暮らしとはいえ、そろそろ夏物への衣替えが必要な時期とあり、母親は洋服ダンスを広げ、新たに施設へ持っていく服を物色。
昼飯時には、僕が焼いたステーキを皮切りに、巻き寿司、りんご、フルーツと次から次に気持ちいいほどたいらげていく。

その上、まだあんパンがほしいと言うので、仕方なくまた自転車で近所のスーパー・フジへ。
大急ぎでベーカリーコーナーであんパンを買い、レジでチェックが済んだ直後、今度は家に財布を忘れてきたことに気がついた。

そんなドタバタののち、13時半過ぎにみたび安全タクシーで施設へ母親を送っていく。
自分の部屋に帰り着いたら、ちょうどカープ戦のテレビ中継が始まるころなので、しばし車中で野球談義。

顔見知りの運転手が、「お母さん、カープの話になると、一際声のトーンが上がりますね。ホンマに好きなんですね」。
このときばかりは、自分がこういう仕事をしていてよかったと思った。

この日の用事はまだ終わらなくて、14時過ぎに実家に戻ると、今度はまた自転車で安田病院へ。
母親に関する別件の申請書を作成する必要があり、受付で3年前の主治医に連絡を取ってもらうように依頼したが、こちらはいつ返事をもらえるかわからない。

安田病院を出たら、さらにソフトバンクショップへ。
母親のガラケーの機種変更の手続きのためで、対応できるのは15時半~16時の間になると言われ、いったんJR竹原駅まで行き、その周辺でBlogの更新に必要な画像をスマホで撮影。

その合間、駅前商店街にある介護施設〈まとば〉の前でケアマネさんにバッタリ。
両親が一方ならぬお世話になった恩人のひとりで、竹原市役所のOさんともお知り合いとあり、あれこれ思い出話や噂話に花を咲かせているうち、あっという間にソフトバンクショップで予約した時間になった。

母親は今時まだ3Gのガラケーを使っており、これまで何度も不具合が発生。
その上、来年1月31日に3Gのサービスが終了するため、早めに5G対応の機種に変更するよう、ソフトバンクからメールと葉書が来ていた。

それならばと、昨年9月に亡くなった父親が使っていたシャープ製の5G端末に母親の電話番号を移し替えようと考えた。
ショップで問い合わせると、その場でSIMカードを発行し、5Gのガラケーに差し込めばよく、10~15分程度で機種変更は終えられるという。

やれうれしや、と思ったら、ここからシステムエラー3連発となり、変更の全作業が終了するまでになんと1時間もかかった。
もう夕方17時過ぎで、お腹が空いて仕方がなく、母親が美味しいと言っていた〈御幸〉のお好み焼きを食べに行ったら、ここでも30分待ち。

このお好み焼きはその名も『御幸』1430円=税別

しかし、これは待った甲斐がありました!
僕としては〈こんちゃん〉、〈ほり川〉と並ぶ竹原屈指の名店と断言します!

さて、大いに働いてぐっすり眠り、一夜明けたきょうは朝からまた自転車をこぎ、G5仕様の最新型ガラケーを持って母親の待つ施設へ。
スマホのマップによれば片道約9㎞の道程で、電動機付きとはいえ、自転車で往復したらまたお腹がペコペコ。

〈手打ちさぬきうどん長太〉の一本鰻丼1400円=税込

施設からの帰途、がまんしきれなくて、〈手打ちさぬきうどん長太〉の一本鰻丼を注文。
これほどの味とボリュームのある鰻丼が、お好み焼きより安い値段で食べられる、というところが竹原グルメの奥深いところかも。

帰省中は明日もまた大仕事が控えている。
何とか無事に終わりますように。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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