【きょう19日アップ!】東スポWEB『平成球界裏面史』4

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「アレからやろ。監督が試合中に選手を引き揚げさせたら、監督は即退場いう規定ができたんは」

昨年の夏、阪神監督復帰の直前、雑誌の取材で会った岡田彰布氏は、懐かしそうに笑いながら振り返った。

ここで言う「アレ」とは優勝のことではない。
18年前の2005年9月7日のナゴヤドーム、優勝争いをしていた中日戦で、激高した岡田監督が選手全員をグラウンドからベンチに戻し、一時放棄試合も辞さない姿勢を見せた事件のことだ。

「アレは首位攻防の天王山第2戦や。
前日に第1戦負けて、あの日も負けたら(2位中日との)差が1ゲーム(に縮まり)、勝てば3ゲームに開く。
だから絶対に負けられんぞと、俺だけやなしに、コーチも選手もそういう状況で挑んでた」

そう語った岡田監督の怒りに火を点けたのは…。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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