【きょう16日発売!】Sports Graphic Number 1053井上尚弥特集号『元世界王者がモンスターをとことん語るインタビュー/川島郭志』

発行:文藝春秋 2022年6月30日号 定価:700円=税込

Sports Graphic Number のお仕事、今回は日本人初の3団体統一王者にして、初めてPFP(パウンド・フォー・パウンド)第1位に選ばれた〝モンスター〟井上尚弥特集号のお手伝いをしました。
僕が取材・執筆したのは表紙の「モンスターをとことん語る12ラウンド」という特集記事の1本、元WBC世界スーパーフライ級王者・川島郭志さんの尚弥論。

川島さんはチャンピオン時代にずば抜けたディフェンスの技術で一世を風靡し、〝アンタッチャブル〟と異名を取った。
その川島さんに、あえてディフェンスだけに特化するのではなく、ディフェンスを駆使してカウンターを決める井上ならではのスタイルについて語っていただきました。

ボクシング通の読者にとって読み応えがあり、そうではない読者にも大変わかりやすい〝アンタッチャブル・カウンター論〟に仕上がったと自負しております。
ただ、川島さんの面白くてためになるお話、誰よりも楽しく勉強させてもらったのは、原稿を書いた僕かもしれません。

なぜ野球が専門の赤坂がボクシングを? と思われるかもしれませんが、フリーになった2006年から2011年まではよくボクシングを取材し、プライベートでも観戦に足を運んでいたものです。
インタビューした世界チャンピオンは「元」も「現」も合わせると、浜田剛史、辰吉丈一郎、長谷川穂積、粟生隆寛、内山高志(ここだけ敬称略)などなど、いま振り返ると錚々たる顔ぶれ。

その中に川島郭志さんもいて、今回は実は15年ぶりのインタビューだった。
大岡山のジムは当時のままで、大変懐かしい雰囲気も味わいながら、井上尚弥の凄みをたっぷりと教わることができました。

もちろん、井上本人のロングインタビューも掲載されています。
どうぞ御一読ください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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