【きょう8日発売】東京スポーツ『赤ペン!!』386

コロナ禍前の東京ドーム記者席(某ロッテ、中日、巨人OB、現東スポ評論家撮影)

今年の巨人、最大の鍵を握るのはチーフに昇格した桑田投手コーチだ!
と、僕は思っています。

オープン戦ではマウンドに行く役割を山口コーチ任せ、自らはイニングの合間に投手に寄り添って助言。
そんな姿がファンを惹きつけるのは、桑田コーチのオーラゆえか。

僕が驚いたのは、1日に都内ホテルで開かれた燦燦会総会での一コマ。
原監督以下、元木ヘッド、阿部、亀井ら各コーチとともに桑田コーチも登壇し、渡辺読売グループ本社代表取締役主筆とメディアの写真撮影に応じたのだ。

これは、決して小さくない出来事だった。
マスコミ各社にはごくふつうの集合写真のように報じられたけれど、かつて桑田コーチの借金報道に関わっていた僕にとっては隔世の感がありました。

桑田コーチは現役投手だった1991年、義兄(姉の夫、現在は離婚)による不動産投資の失敗で、14億円以上の借金を抱えていることが発覚。
当時の武石球団代表補佐がグアムキャンプで正式発表し、読売本社が桑田の救済に乗り出すことになった。

武石補佐にそう指示したのが、当時巨人のオーナーだった渡辺現主筆。
以後、桑田の年俸は読売本社の管理下に置かれ、返済計画が始まったのですが…。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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