【きょう6日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』337

河村たかし名古屋市長の「メダルかじり事件」にはあきれるほかない。

ソフトボール・後藤希友(20=トヨタ自動車)の表敬訪問を受けた4日、河村市長はマスクをはずして金メダルをガブリ。
この行為に柔道・高藤直寿、スケート・小平奈緒、元競泳・北島康介氏、元フェンシング・太田雄貴氏など、新旧メダリストたちがSNSで一斉に猛批判の声をあげている。

アスリートにとって、メダルは人生で最も特別な宝物だ。
それを私が実感したのは、2012年ロンドン五輪に出場した選手に、銅メダルを持たせてもらった時である。

インタビュー後、写真撮影をする間、私は選手にメダルを預けられた。足元はむき出しのコンクリート、落として傷でもつけたら一大事だから、両手でメダルを捧げ持つような格好のまま、カチカチに固まっていたものだ。

私が思うに、メダルを直に手に取る機会があったら、それぐらい緊張するのがごく普通の感覚だろう。
大体、他人の持ち物を平気で口に入れることができる、という振る舞い自体が常軌を逸している。

2004年アテネ五輪・女子マラソン金メダリストの野口みずきさん、2008年北京五輪・男子400メートルリレー銀メダリストの朝原宣治さんにもメダルにまつわる印象深いエピソードを聞かせてもらった。
詳しくはきょうの東スポ、大スポ、中京スポ、明日朝の九スポ(掲載日は変更あり)で御一読ください。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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