ブルーインパルスは見ておいた

明治神宮本殿入口(右後方の大鳥居)の前でブルーインパルスを待つ人たち

ふだん、ブルーインパルスの展示飛行のような軍事的要素の強いイベントに興味があるほうではないし、最初から見られないところに住んでいれば、わざわざ足を運ぼうとは思わなかっただろう。
が、せっかく東京都新宿区という飛行コースの真下で暮らしていて、猛暑の真っ昼間にどうしても外せない用事があるわけでもないのだから、見ておくに越したことはない。

というわけで、防衛省航空自衛隊のツイッターで午後12時40分〜55分にブルーインパルスが飛ぶことが発表されると、いい画の撮れそうなスポットまで足を運ぶことにした。
ネットで候補にあがっていた国立競技場、代々木公園、明治神宮、新宿御苑、都庁のどこにしようかと思案しながらJR飯田橋駅から総武線に乗ったら、なんとカメラ持参のグループや家族連れで大混雑。

そのほとんどが信濃町、千駄ヶ谷でゾロゾロと降りていったところで、国立競技場前が密集状態になっていることは大体想像がついた。
そこでもう一駅先の代々木で下車し、明治神宮の本殿入口前で待機していたら、ここにもわらわらと観衆が集合、ブルーインパルスがやってくると、みなさん一斉にカメラやスマホを構えていました。

2回目のシャッターチャンスで5色のスモーク
この2回目は長く楽しむことができました

ブルーインパルスが明治神宮上空を通過したのは都合3回。
1回目はスモークなしの編隊飛行、2回目は5色のスモークを流しながら1回目よりも長く飛んでいた。

そして、いよいよ3回目が五輪マークを描くクライマックスで、明治神宮からはグリーンとレッドの一部が重なっているところが見えた。
ただ、動画で撮ろうとしたらスマホで追いきれず、撮れたと思った次の瞬間、スモークはあえなく雲散。

都内のあちこちに集まり、空を見上げている群衆の映像を見ると、いろいろと批判されてはいるけれど、東京オリンピックで盛り上がりたい人たちがこんなにいるのか、と改めて思いました。
そうした中、東京の新型コロナウイルスの新規感染者数は1359人と、34日連続で前週の同じ曜日を上回っている。

きょうのような都内各所の大混雑の影響が数日後に出てくるのは確実で、大会期間中に一日の感染者数が連日2000人を超えてもおかしくない、と指摘する専門家もいる。
そういう感染拡大の危険は重々承知の上で、今夜の開会式に対する興味も抑えきれない、というのも正直なところです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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