緊急事態宣言延長でも「外飲み」は減らない🍻🍷🍶

荒川河川敷にはこんな立て看板が

週末は家族連れやカップル、友達同士のグループで賑わう荒川河川敷の広場には最近、「飲酒禁止」の立て看板がある。
緊急事態宣言の発出により、居酒屋等で酒類の提供が禁止され、駅や公立公園などで急増した「外飲み」が、このあたりまで波及しているらしい。

河川敷には街灯がなく、日が暮れると真っ暗になるから、飲み会はもっぱら昼間に開かれているようだ。
酒とつまみを持ち寄り、きょうのような陽射しを浴びながら雑談に興じて楽しいひとときを過ごす、というのは本来なら平和的な光景のはずだが、それが感染症蔓延の元凶になり得る、とお上に言われるのだから、まったく嫌な世の中になったものである。

しかし、都の方針に従っていては生活が立ち行かなくなるからと、いまでも酒を出している店は少なくない。
テレビの取材に答えて「ウチは通常通り営業します、お酒も飲んでいただいて結構です」と堂々と宣言している店もあれば、役所の見回りを掻い潜ろうと涙ぐましい工夫をしている店もある。

信頼できる知人に聞いた話だが、ある店ではテーブルにノンアルコールビールのビンをダミーとして置いておき、こっそり本物のビールを出しているという。
お客さんには、注文するときに「ビール」などと大声で言わないこと、酒類の精算だけは料理と別に現金のみとすることなどをお願いし、それなりに好評を博しているらしい。

これを姑息な手段と切り捨てるか、切羽詰まった営業努力と認めるかは人それぞれだろう。
経営者側は「こうでもしなければ、コロナに感染する前に、自分は店を畳んで首をくくるしかない、従業員にも辞めてもらうしかない」と言っているそうで、他人が安易に批判するのは憚られるような気がする。

きょうのランチは新小岩〈更科大場〉のカレー丼750円

なお、きょうの走行距離は52.3㎞。
帰宅後はビールでも飲みながらブルース・スプリングスティーンの新作映画でも観ようと思っていたら、メットライフドームで西武-阪神戦の解説をしている某球界OBから「よかったら聴いてください」とLINEが来ました。

ココで〈ももクロ〉の高城さん、玉井さんと解説しているそうです
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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