WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』189

巨人が独走で2連覇を達成した今季のセ・リーグ、開幕前はDeNAが対抗馬の一番手になるだろう、と私は見ていた。
実際、巨人のコーチ陣からも、こう警戒する声が聞かれていたほどだ。

「メジャーへ移籍した筒香(嘉智、現タンパベイ・レイズ)の穴がプラスに作用すれば、DeNAは強くなる。
例えば、新井(貴浩)が故障がちで引退した2018年、(鈴木)誠也が以前にも増して逞しくなり、4番に完全定着して3連覇を果たした広島のようにね」

アレックス・ラミレス監督が新4番兼主将に指名した佐野恵太の予想外の活躍により、この巨人コーチの懸念は一時、現実になるかと思われた。
が、結果はご存知の通り、巨人の優勝が決まった10月30日、DeNAは10.5ゲーム差をつけられて4位に沈んでいる。

もっとも、ラミレス監督自身は今季の成績について、不甲斐なかったとは微塵も考えていないらしい。
現に、10月24日、横浜スタジアムのカフェ・レストランで行われた退任会見では、「グレートなシーズンだった」と、こう振り返っている。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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