ベッド🛌から転げ落ちて🤕東京ドーム⚾️へ行き川相昌弘氏今季最後のテレビ解説📺を聴く

1席につき1台モニターがある東京ドームの記者席

今朝は悪夢を見た上、とんでもない激痛で目を覚ました。
球場の記者席(らしきところ)に座っていると、グラウンドから飛び込んできたファウルボールを捕ろうと果敢にダイブ!

…したら、ベッドから落っこち、床に左側の額を打ちつけた。
一応、床にはカーペットが敷いてあるのだが、結構な勢いでヘッドスライディングしたようで、まだ眉の上に擦過傷が残っている。

不思議なのは、頭から床へ突っ込んだのに、身体がベッドのすぐ横ではなく、足元のほうへ落ちていたこと。
寝ていた態勢とは頭と足が逆になっていたので、どうもいったん上半身を起こしてから床にダイブしたらしい。

いいトシをしてバカな真似をしたなあ、現実の球場でも同じようなことをしないようにしなきゃ、するわけないけど、などと思いつつ、午後から東京ドームへ。
そうしたら、ここでも関係者入口をスンナリと通過できず、少々イライラと…という経緯について詳しくここに書くのは控えます。

さて、きょうの巨人-DeNA戦、BS日テレの解説は前巨人二軍監督・川相昌弘さんで、テレビで一軍の公式戦を解説するのはこの中継が今シーズン最後。
あ、CS放送G+の二軍戦中継、ラジオのニッポン放送の解説はこれからも続くので、ファンの方々はご安心を。

いつものことながら、川相さんの言葉には、巨人の二・三軍監督時代に指導した若手たちへの愛情が滲んでいる。
とくに、巨人の1・2番コンビ、吉川尚、松原には随分細かく手取り足取りしたり、時にはカミナリを落としたり(?)もしていたから。

「この1・2番はセ・リーグのほかの球団にはない、一番の大きな武器ですよ。
ふたりとも足があって、彼らが塁に出たら、バントを使った手堅い作戦でも、攻撃的に打っていく作戦でも、何でもできますから」
(元2番ショート、「バントの神様」ならではの野球観)

「僕が二軍監督をしていた2018年、松原はイースタン・リーグ最多安打(134安打)で、二軍の記録を塗り替えたんですよ。
盗塁も24個でリーグ2位でしたね」
(初心者向けの基礎知識もしっかりと解説)

「松原はそういう選手なので、彼がランナーで二塁にいたら、ワンヒットでホームまで帰って来られる、というより、帰ってこなきゃいけないんですよ。
そういう走塁ができることに、松原の価値があるわけですから」
(元ファームの指導者ならでの指摘)

2017年の台湾ウインターリーグ、川相さんはNPB東軍の監督としてその松原と吉川尚を使い、見事優勝を果たした。
僕も取材に行ったこのときは、DeNAの現4番、佐野のポテンシャルにも目を見張ったと、改めてこう語っている。

「佐野の試合前のフリー打撃を見ていると、最初はショートゴロとか、逆方向への打撃から始めてるんです。
それから徐々に引っ張りに変えていって、右方向への長打を打つ、という練習をしていましたね。

長打を打つパワーはあるんですが、単なる力任せではない打撃、逆方向にも強い打球を打つ打撃を、そのころからやっていたわけですよ。
よく考えた練習をしているな、彼はいいバッターに成長するだろうなと、そのときから思っていました」
(他の解説者には言えない特ダネ)

しかし、川相さん一流のダジャレがひとつもないのが何となく物足りませんでしたね。
ま、それはニッポン放送の次回登板の楽しみとしておきましょうか。

試合は先発陣に故障者続出の中、ブルペンデーの予定で先発したDeNA・平田が7年目、通算130試合目でプロ初勝利!
ヒーローインタビューも囲み取材も面白かったので、機会があったら仕事で詳しく書きたいと思います。

それにしても、まだ左の眉の上がズキズキする。
今夜はベッドから落ちないようにしないとなあ。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る