【きょう29日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』278

首位チームが独走し、ペナントレースの行方は見えたも同然ながら、マジックナンバーがまだ20〜30台で、優勝が決まるのはしばらく先。
というこの時期は、新聞記者にとっても大変記事を作りにくいものです。

とくにセ・リーグの場合、今季はCSがないから、Aクラス争いや日本シリーズ進出チームの予想などで紙面を埋めることもできない。
そうした中で、今回は最近ブレーク中の巨人の若手にスポットを当ててみました。

巨人ファンは昔から〝ヨソの子〟より〝ウチの子〟が好きだ。
そんなファンに、「やっとウチの子がレギュラーの二塁手になれるかも」と期待されている選手が4年目の吉川尚(25)である。

しかし巨人ファンには、ここで気がかりなことがある。
今季、国内FAを取得したヤクルトのセカンド・山田哲の動向だ。

かつての寺内がそうだった。
2012、2013年と2年連続でセカンドのレギュラーを務め、13年にはCSや日本シリーズでも大活躍しながら、その年のオフには西武・片岡がFA移籍してきて…。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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