もしベイスターズにケガ人がいなかったら、山﨑康の状態がよければ⚾️

午後1時45分、ベイスターズのウォーミングアップが始まったころ

野球で〝たられば〟を言い出したらきりがないのだが、それでも今季はハマスタへ取材に行くたびに考えないではいられない。
もしベイスターズにケガ人がいなかったら、いまごろは巨人を抜いて首位を独走していたのでは、と。

16日にこの球場へきたときは、DeNA打線自慢の外国人が消えていた。
ソトが腎盂腎炎、オースティンが首の張り、ロペスも不調でスタメンから外れたオーダーはいかにも迫力不足。

その上、先発ローテの一角を担っていた平良が四回途中6失点で今季最短KOとなり、こちらもその後、背中に違和感を訴えて登録抹消。
この日はエースの今永も左肩の違和感で登録抹消されており、チームを支えていた左右の柱がふたりともいなくなった。

投手陣では開幕前に東がトミー・ジョン手術を受けて今季絶望。
その穴を埋めるはずだった東の立命館大の後輩、ドラフト2位新人の坂本も初登板初勝利を挙げた6月25日の試合で右足首を捻り、この1勝だけで登録抹消となっている。

と思っていたら、今季5勝を挙げている大貫も前日の練習を欠席。
ラミレス監督によれば「体調不良」だそうで、きょうから練習に復帰していたのは不幸中の幸いでした。

もちろん、長いシーズン、全員が万全の状態で臨むことなどあり得ない。
とはいえ、上記の主力メンバーのうち、せめて半分でも出場を続けていればと、つい〝たられば〟を考えてしまうのがファンと取材者の心理。

この日の先発・上茶谷にしても、右肘の炎症で本来の開幕(3月20日)に出遅れた。
今季はこの日まで3試合に登板して勝ち星がなく、前回登板の7日から中16日も間隔を空けられたのも、まだ右肘が万全ではないのかと心配になる。

その上茶谷は3点のリードをもらい、四回まで1安打無失点とほぼ万全の内容だったが、五回には球が高めに浮いて3安打2失点。
上茶谷の制球力を不安視したラミレス監督、六回以降からいつものように投手をつないでいったら、これが裏目に出た。

七回に登板した山﨑康は無死一・二塁から堂林を三ゴロに打ち取ったが

六回に登板した国吉がカープの2番・菊池涼、3番・西川、4番・鈴木誠を三者凡退に仕留めたところまではよかった。
が、七回に出てきたかつての守護神・山﨑康が、先頭の坂倉に初球ヒットを打たれ、続くピレラにカウント0-2としたところで、木塚投手コーチがマウンドに走る。

どうやら、ベンチからけん制のサインが出ていたにもかかわらず、山﨑康がこれを見落としたか、従わなかったらしい。
山﨑康はピレラにもヒットを打たれ、無死一・二塁とされるも、次打者の堂林を三ゴロに打ち取り、さあ、ここからと思ったら、ラミレス監督が出てきてエスコバーにスイッチ。

七回1死二・三塁で山﨑康交代

そのエスコバーがピリッとせず、松山の二ゴロ、長野のタイムリーで同点に追いつかれ、上茶谷の今季初勝利も消えてしまった。
何だか嫌な雰囲気になってきたな、と思ったら、九回2死二塁から、ここまで4打数無安打だった大和が左中間へサヨナラヒット!

サヨナラヒットが出た直後、ヘルメットを取った大和をラミレス監督(背番号80)が称える

大和はヒーローインタビューで「ただただホッとしてます」とニッコリ。
ラミレス監督も「今年初めての2番で最後にいい仕事をしてくれた」とサヨナラの立役者を称えていました。

ちなみに、DeNAのサヨナラ勝ちは今季3度目ですべてカープ戦。
これはカープにも原因があるようで、元コーチの広島OBは「緒方監督時代からこの球場には苦手意識があるんですよ」と言っていました。

というわけで、また明日。
最後はお約束の中華街のお料理ショットです。

試合前のご飯は中華街・景徳鎮の黒酢酢豚定食
上の画像に餃子3個、デザートの杏仁豆腐がついて1080円(税別)
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』、WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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