神宮のカープ戦に郷愁を感じながら⚾️🎏

正面玄関にはこんな注意書きの立て看板が

きょうは神宮球場へヤクルト-広島戦の取材に行ってきました。
プロ野球が有観客試合となって以来、現場で観戦するのはナゴヤドーム、ハマスタ、東京ドームときて、この球場が3カ所目。

ここはネット裏2階席の一部が臨時記者席になっているので、スタンドの熱気が直に伝わってくる。
ファンの歓声や拍手はもちろん、同じ2階席にいるお客さんの笑い声や話し声まで聞こえるほど。

こういう現場の雰囲気や臨場感はやっぱりいいものです。
あ、記者席と観客席とのソーシャルディスタンスはしっかり保たれているのでご心配なく。

いや、やっぱり心配したほうがいいのか。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている折だし…。

上限5000人でも左側の赤い色が結構目立つ

入場者数の上限が5000人でも、この球場の三塁側、レフト側はカープファンの赤いユニフォーム姿が目立つ。
まだカープが低迷期にあった約20年前、秋の消化試合はお客さんの数もこの程度だったよなと、不意に郷愁がこみ上げてきました。

来る日も来る日も負け続けていた第2次山本監督時代、三塁側スタンドの前を通ってクラブハウスへ引き揚げるミスター赤ヘルの背中に、いつも容赦ない罵声が浴びせられていた。
「だから神宮では下手な投球はできないと思って投げていました」と言っていたのは、リリーフと牽制のスペシャリスト横山・現ブルペン担当コーチ。

四回、坂口が3点目のタイムリーを打った直後、右側のスタンドではいつものように傘が開いた
長野の3ランで同点に追いついた七回には、赤い傘を開くカープファンも(画像中央)

さて、今夜の試合はヤクルトが二回に西田の先制2点タイムリーでリードを奪い、四回にも坂口の適時打で1点を追加。
カープ打線は再三チャンスを作りながらも〝あと1本〟が出ず、六回までスコアボードで0行進。

今季のカープによくあるパターンだったから、きょうもこのままズルズルいっちゃうかな、と思いましたよ。
が、七回のカープの攻撃中、2死一・二塁で、ヤクルト・高津監督がここまで無失点だった先発・高梨を降ろし、マクガフにスイッチ。

この継投が物の見事に裏目に出て、長野に同点3ランを浴びてしまう。
こうなるとカープは押せ押せで、八回には3番手の清水から、「3連覇のリードオフマン」改め「恐怖の8番打者」田中広が勝ち越しの3ラン。

カープはこの神宮で、及び火曜のゲームで今季初勝利。
それだけ苦しい戦いが続いているだけに、「我慢強く、根気強くやっていけば、こういうこともあるんだと思いました」という田中広の言葉にも実感がこもっていました。

カープ、勝利のハイタッチ
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』、WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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