東京ドームに救急車がやってきた🚑

午後1時ごろ、開場前の東京ドーム

A先生の練習試合取材もきょうの巨人−日本ハム戦で最後です。
練習試合自体は明日も行われ、来週火曜の巨人−ロッテ戦で終了となるんだけど、別の仕事や所用があるもので。

開幕が来週金曜に迫っているためか、きょうの東京ドームではシーズン本番並みの演出が施されていた。
まず、テレビ中継でも映ったかもしれませんが、スタメン発表でオーロラビジョンに映し出される選手紹介映像の2020年バージョンが登場。

「1番・レフト、亀井」
というアナウンスとともに、亀井の勇姿がドーンと現れ…(まだ見ていないファンのために中略)と、これまでとは違ったアイデアがなかなか斬新。

きょうのメンバー表、日本ハムは手書きからPC入力に

ヒット、ホームラン、ファインプレーが出た際の音楽と映像も新たなパターンに様変わり。
さらに、チャンスで巨人の選手が打席に入ると、ライトスタンドの応援団が演奏していたチャンステーマとファンの声援が流されるようになった。

巨人も東京ドームも日本テレビも、無観客で始まる今シーズンを少しでも盛り上げよう、という懸命な思いがヒシヒシと伝わってきます。
これで試合もしっかり快勝、選手全員が順調な仕上がりをアピール、とくれば言うことはなかったんだけどねえ。

開幕ローテの2戦目が確実視されている新外国人サンチェスは、宮崎、沖縄、練習試合とずっと見ているけれど、そのたびに調子を落としている。
現に、先週6日のヤクルト戦では8安打4失点で五回途中に降板したと思ったら、きょうは3回7安打6失点。

2番手で登板し、3回を1安打1失点にまとめた藤岡のほうがはるかに安定感があるから、こっちを先発に回したらどうだ。
と、試合途中でツイートしたら、原監督は開幕後、サンチェスを先発ローテに入れることを改めて強調。

しかし、藤岡の先発起用もすでに検討段階には入っているらしい。
実際、首脳陣からそういう配置転換を示唆するかのような発言が…以下略。

びっくりしたのは、試合終了後しばらくしてから、救急車がグラウンドに入ってきたこと。
病院へ搬送されたのは日本ハムの松本で、八回の攻撃中に二塁ベースへ滑り込もうとしたとき、巨人のショート・増田大と接触し、脳震盪を起こしたらしい。

救急車が出て行くまで、心配そうに見守っていた元巨人・矢野コーチの姿が印象的でした。
ちなみに、東京ドームのグラウンドに救急車が乗り入れたのを見たのは、2014年の開幕カード3戦目で阪神・西岡がフライを追って福留と激突したとき以来。

大事に至らないことを祈ります。
開幕までに復帰してくれればいいんだけど、頭だから無理をしないほうがいいかな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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