東京スポーツ『赤ペン!!』248

きのうの昼前、WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』に、プロ野球は開幕延期になりそうだ、せめて無観客試合でスタートできないか、と書いた原稿がアップされた。
そうしたら、その日の夕方に早くも「開幕延期を決定した」と斉藤コミッショナーが発表。

しばらく公式戦が見られなくなったことを悲しむべきか、それとも少しでも早く拙稿をアップしておいてよかったと思うべきか。
というのも、オープン戦の無観客試合にもいいところがまったくないわけじゃないんですよ。

大観衆の大声援、私設応援団の鳴り物がないので、野球独特の「球音」がはっきりと聞こえる。
投手の快速球が捕手のミットにスパーン! と収まり、それを打者がカキーン! と鋭く弾き返す。

今回の無観客試合以前にも、こういう球音が聞こえる試合は何度か企画された。
すぐに思い出されるのは2000年6月14日、東京ドームでの巨人-横浜(現DeNA)戦の「球音を楽しむ日」。

当時、私も記者席で取材したこの試合、実は長嶋監督たっての希望で実現した。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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