東京スポーツ『赤ペン!!』241

先日、巨人のスタッフ会議を取材に行ったとき、山口オーナーが「今年は何としても日本一を取りたい」と強調していた。
巨人は最後に日本シリーズを制した2012年年以降、7年連続で日本一を逃しており、これは球団史上最長タイ記録。

今年、不名誉な新記録をつくらないためには、「(日本シリーズで)ソフトバンクに勝たなければならない」と山口オーナーは言う。

では、ソフトバンクと巨人との差は何だろう。
マスコミや評論家諸氏はよく選手の育成力、スカウト力の差などが指摘しているが、私には異論があるのですよ。

最も大きなポイントは、自前の本拠地球場を所有しているか、いないか、ではないか。
この問題は、松井秀喜氏を監督として呼び戻せるかどうか、という課題ともリンクしている。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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