東京スポーツ『赤ペン!!』236

今年のシーズンオフは広島カープの話題がめっきり少なくなってしまった。
3連覇していた去年までなら、この時期もスポーツ新聞の東京版にカープネタが溢れ返っていたんですけどね。

東京のスポーツマスコミが大きく取り上げているのは、巨人がFA戦線で珍しく全敗したこと、DeNA・筒香の移籍先がレイズに決定したこと。
それに、先週、このコラムで私も書いたロッテのドラ1ルーキー佐々木朗希が「沢村賞を取りたい!」とぶち上げたこと、などなど。

しかし、新鮮な話題なら、カープにだってたくさんある。
監督が緒方から佐々岡に代わったし、ドラフト会議でも即戦力投手の森下暢仁(明大)の一本釣りに成功したし。

その森下の背番号は、佐々岡監督の強い意向によって、自分が背負っていたエースナンバー18に決定!
入団会見では、森下本人も「本当に重みのある番号だと思う」と感激の面持ちだった。

さて、18を背負ってエースになったカープ生え抜きの投手は長谷川良平(故人)、佐々岡監督、前田健太の3人。
長谷川は32、前田は34からの変更で、入団時から18をつけたのは佐々岡監督だけで、森下はそれ以来の〝大抜擢〟となる。

しかし、この18、栄光のエースナンバーであると同時に、先輩たちの血と汗と涙が滲んだ〝苦闘の番号〟でもありまして…。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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