東京スポーツ『赤ペン!!』229

先日、当ホームページのBlogに『3連敗4連勝は二度起こらない』という拙文をアップしたところ、意外にも多くのアクセスをいただきました。
まあ、数万とか数千とかまではいきませんが、数百くらいは。

それだけ、今年の日本シリーズで巨人がソフトバンクにあっけなく負けてしまったことがファンにショックを与えたんでしょうね。
なにしろ、初戦から1勝もできず、ほとんどいいところがないまま、ストレートの4連敗だったから。

巨人が3連敗から4連勝したのは1989年、近鉄との日本シリーズ。
ぼくはあのシリーズを1戦から7戦まで、すべて現場で取材している。

その翌90年、西武に初戦から4連敗したシリーズも取材していて、当時の記憶はいまだに鮮烈。
トシを取るにつれて、最近ますます、昔のことがついきのうのことみたいに思えるようになっている、こともあるんだけれど。

そういうぼくの印象からすると、今年の原巨人は89年ではなく、90年の藤田巨人によく似ていた。
こういうことを書いたら、原監督をはじめ、当時現役選手だった現在の首脳陣に嫌な顔をされるかな。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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