東京スポーツ『赤ペン!!』228

今年ばかりは、プロ野球のCSもラグビーW杯の大波に完璧に呑み込まれている感がある。
論より証拠、テレビ視聴率を比べれば雲泥の差。

13日の日本−スコットランド 戦は関東地区で平均39.2%、瞬間最高53.7%。
これは今年のスポーツ中継はもちろん、全番組中で最高の数字(数字はビデオリサーチ調べ。以下同)。

5日の日本−サモア戦も関東32.8%、関西31.6%、瞬間最高46.1%を記録した。
一方、CSファイナル第1戦は9日の巨人-阪神戦が7.7%。

プロ野球の〝伝統の一戦〟も、今回はラグビーW杯日本戦の足元にも及ばない。
それどころか、同日夕方からのスコットランド-ロシア戦の5.1%といい勝負だった。

その9日昼、私も東京ドームではなく、朝から熊谷ラグビー場へ出かけてアルゼンチン-アメリカ戦を観戦。
正直、この盛り上がりには、いまのプロ野球じゃちょっと太刀打ちできないなあと、スタンド最前列で実感したものです。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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