A先生流スコアブックのつけ方

東スポ製のスコアブックは通信社並みの細かいデータを記入できる

きょうからスコアブックが新しいものに変わりました。
東京ドームで巨人−広島3連戦の初戦だったので、気分も新たになり、じっくりと取材するにはちょうどいい。

試合は先発ジョンソンが持ち前の粘り強いピッチングを見せ、松山、メヒアの2本塁打でカープが競り勝ち。
真っ白だったスコアブックはこうなった。

右横のメモは巨人・原監督、広島・ジョンソンのコメント

正直なところ、このつけ方は我流もいいところ。
日刊ゲンダイ時代に時事通信社のマニュアルをベースにした方法を覚え、それをさらに自分にわかりやすくアレンジして現在に至っている。

あまり見たことのない投手の場合は球種、スピードなども書き込みますが、きょうのジョンソン、メルセデスは何度も取材しているので省略。
右下にメモしてあるのは巨人・原監督のコメントです。

カープとの対戦成績が7勝13敗1分けとなり、球団史上初の5年連続負け越しが決まったことを聞かれて、原さんはこう答えた。
「力そのものは、きょうのところまではカープが上回っていたということ」

首位は巨人で、そのカープとのゲーム差はまだまだ大きな5.5。
明日、菅野で勝ったら6.5に戻るのに、言葉にも表情にも悔しさがありありだったのが原さんらしい。

これぐらい負けず嫌いでないとプロの監督は務まらないんでしょうね。
明日もこのカードを取材します。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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