東京スポーツ『赤ペン‼︎』198


WORKSの新タイトルカット、『赤ペン‼︎』第2弾は房総のトレイルで撮影されたワンカットです。
私の乗っている自転車、フロントサスが1本しかないので、「んんん?」と思われる方もいるかもしれませんね。

これはキャノンデールのプロフェット独特の「レフティ」と呼ばれるサスペンションで、ストローク量が多く、少々の凸凹なら簡単にクリアしてくれる。
飛行機が着陸するとき、機首の下に出てくる車輪の構造にヒントを得て開発された、と聞いています。

ただ、クイックレバーをホイールに通す左右2本型のサスペンションと違い、初心者には取り外しが難しかったんだよな。
なお、私の後ろを走っている若者は大学の自転車競技部出身で、現役時代はクライマーとして鳴らしたツワモノだった(らしい)。

…という話はともかくとして、今回のネタはプロ野球選手の有鉤骨骨折です。
先日、日本ハム・清宮が骨折し、前半戦絶望となったケガ。

この有鉤骨、われわれ一般人にとってはあってもなくてもあまり関係ないけれど、インパクトの瞬間に力を込めるパワーヒッターにとっては始終酷使している〝手の中の奥歯〟のようなもの。
いつもガツン! と打つときに噛み締めていると、やがてヒビが入り、ついにはパックリ割れて、今度は凄まじい痛みを発するようになる。

ただ、骨が小さいだけに見つかりにくく、選手自身も「そのうち治るだろう」とタカをくくっているうち、最終的には骨折してしまう、というケースが少なくない。
実は、現巨人監督・原さんも現役時代、この有鉤骨骨折に引退するまで悩まされていたのです。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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