Kバヤカワさんに怒られ、O会長に褒められ…?

今年は2度行って3度注文した地鶏のもも焼き

毎年、宮崎に行ったら必ず食べるのが、〈地鶏屋・修ちゃん〉の炭火もも焼きである。
去年も今年も2度行って3度注文し、全部平らげたあと、「おみやにもう一つ」と注文したら、「もうネタ切れです」と大将に言われてしまった。

この店の常連で、指定席まで決まっているのが、私にとっては郷土と大学、両方の先輩に当たる某カープOB・Kバヤカワさん。
今回は1日、5日と、私が行くたびにK先輩と鉢合わせしました。

L字型のカウンターで、K先輩とお連れさんは入って左側の端っこ、私と連れは右側の端っこに陣取って、時々やり取りしながら美味しい地鶏をバクバク。
それはいいのですが、カウンターの内側で大忙しのママさんが、時々K先輩を「赤坂さん」と呼んでしまうのですね。

これにK先輩が「なんでわしが赤坂いうて呼ばれにゃいけんのんや!」とご立腹。
清武の球場でNHK関係者を相手にネタにしていたのには参った。

さて、その翌日のきょう、久しぶりにソフトバンクの某球団会長・Oさんとお話をしていたら、私の首に掛かっているIDをしげしげと見て一言。

「それにしても、赤坂くんというのは覚えやすくていい名前だね」

「いやあ、覚えやすさでいったら、Oさんに敵う人はいないんじゃないですか」

このネタ、今度K先輩に会ったら話してやろうかな。
というわけで、楽しかった宮崎キャンプ取材もきょうでいったんおしまいです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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