柴孝也先生「瑞宝小綬章」受賞祝賀会

きのうはこういうお祝いの場に出席してきました。
場所は東京ドームホテル、地下1階なのに何故か「天空」という大広間で、2001年9月に長嶋さんから原さんへ、巨人監督交代の記者会見が行われたところ。

柴先生は慈恵医大の教授さん。
私にとっては良き相談相手であり、心強い後ろ盾であり、川相昌弘氏との共通の友人でもあり、しかし、大体は暇なときに電話やメールを寄越しては何やかやと聞いてくる〝うるさ型〟の巨人ファン、という人物です。

祝賀会の発起人は、その川相氏をはじめ、株式会社東京ドーム社長・長岡勤氏、作家・伊集院静氏、白亜メジカルクラブ(盛岡一高同窓会)・志和利彦氏(日本医科大教授)。
この錚々たる顔ぶれからも、柴先生の人徳と人脈、業種を超えた活動範囲の広さを実感させられます。

せっかくなので、入り口に展示されていた「瑞宝小綬章」の写真を撮っておきました。

球界からは王貞治さん、江夏豊さん、堀内恒夫さん、村上雅則さんが招かれ、揃って登壇。
とくに江夏さんと堀内さんのボケとツッコミぶりが面白かったけど、すみません、ここでは割愛します。

説得力があったのは王さんのスピーチ。

「柴先生は昔、後楽園の医務室にいらして、われわれが選手だったころは、治療してもらったときもありますが、それよりも柴先生と話をしたくてその医務室へ行くんですよ。
いくら先生と言ったって、つまんない先生だったらそんな気にもならないんだけど、柴先生には何か、会いたいな、話を聞いてほしいな、という気にさせるお人柄というのかな、そういうものがあるんですね」

これはかなり、柴先生の人と成りを的確に表した言葉です。

球界からはこのほか、わが天敵・高田繁さん(画像)をはじめ、松本匡史さん、新浦寿さんも来られていました。
政界からは千葉県知事・森田健作さんもやってきて、みなさん、一流のトークで大いに会場を沸かせていましたが、長くなるのでこれも割愛。

なお、私の隣の席だった川相氏からは、今年から拝命した新しいお仕事の名刺を頂戴しました。
きのう、同じ東京ドームホテルで開かれた巨人スタッフミーティングに続いて、新しい年が始まるんだなあ、と実感した一夜でした。


スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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