東京スポーツ『赤ペン!!』183

東京スポーツ『赤ペン‼』

 野球ライターとしての私にとって、この2年間はある意味、「根尾昂の季節」でもあった。

 一昨年2016年の暮れに大阪桐蔭高校のグラウンドに足を運び、まだ1年生だった根尾に会って、昨年17年の選抜大会で甲子園デビューを取材。
 今年の夏に見事優勝して高校生活の最後を飾るまでに、新聞、雑誌、ネットで原稿を書き続け、根尾をはじめとした高校球児たちの本も1冊上梓している。

 その根尾が、ドラフト1位の当たりくじを与田監督に引き当てられ、小学生時代から縁のある中日に入団。
 そこで思い出すのが、かつてPL学園高校からドライチで中日入りし、見事1988年の新人王に輝いた立浪和義である。

 実は私、88年からこの仕事を始めて、その年に追っかけていたのが立浪なんですよ。
 ご本人は覚えていないだろうけど、秋季キャンプ中に浜松のホテルでインタビューしたこともあった。

 さて、来年の根尾は30年前の立浪を超えられるか。
 超えたら「ミスタードラゴンズ」を襲名するわけで、どうせならそこまでいってほしいものですが…。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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