WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』140

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 はたと気がつくと、最近、東スポの『赤ペン‼』でもこっちの『野球丸』でも広島の話題ばかり書いている。
 そろそろ違う球団のネタも取り上げないと、と思いながら、すみません、今週もやっぱりカープです。

 ファンならご存知のように、今年の日本シリーズは広島にとって、34年ぶりの日本一がかかっていました。
 その34年前の1984年、阪急との対決で、正捕手としてシリーズ初出場を果たしたのが達川光男さん。

 今年のシリーズでソフトバンクのヘッドコーチを務めていた、あの達川さんです。
 つまり、カープは34年ぶりの日本一は果たせなかったけれど、OBの達川さんだけは雪辱を果たした、ということになる。

 達川さんが選手として日本一にまで上り詰めたのは、結局、あの84年の一度きりだった。
 その後、西武と戦った86年、91年は、いずれも先に3勝して王手をかけながら、あと一歩のところで敗れている。

 第1戦から7戦まですべて取材した91年、達川さんの悔しさに満ちた横顔はいまでも忘れられません。
 その達川さんが、今年の日本シリーズを最後に、ソフトバンクから退団しました。

 というわけで、今回は84年から今年まで、34年に及ぶ達川さんの思い出を書いてみました。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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