はたと気がつくと、最近、東スポの『赤ペン‼』でもこっちの『野球丸』でも広島の話題ばかり書いている。
そろそろ違う球団のネタも取り上げないと、と思いながら、すみません、今週もやっぱりカープです。
ファンならご存知のように、今年の日本シリーズは広島にとって、34年ぶりの日本一がかかっていました。
その34年前の1984年、阪急との対決で、正捕手としてシリーズ初出場を果たしたのが達川光男さん。
今年のシリーズでソフトバンクのヘッドコーチを務めていた、あの達川さんです。
つまり、カープは34年ぶりの日本一は果たせなかったけれど、OBの達川さんだけは雪辱を果たした、ということになる。
達川さんが選手として日本一にまで上り詰めたのは、結局、あの84年の一度きりだった。
その後、西武と戦った86年、91年は、いずれも先に3勝して王手をかけながら、あと一歩のところで敗れている。
第1戦から7戦まですべて取材した91年、達川さんの悔しさに満ちた横顔はいまでも忘れられません。
その達川さんが、今年の日本シリーズを最後に、ソフトバンクから退団しました。
というわけで、今回は84年から今年まで、34年に及ぶ達川さんの思い出を書いてみました。
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