古里の市長選で新人が勝った理由は🗳️

竹原の観光名所〈まちなみ保存地区〉(2021年12月28日撮影)

わが古里、広島県竹原市の市長選挙はきのう21日、投開票が行われ、新人の平井明道氏が現職の今栄敏彦に勝って新市長に選ばれました。
得票数は平井氏が5886票、今栄氏が4381票。

投票率は53.33%と前回4年前より3.01ポイント下がり、過去2番目に低かったという。
選挙前は現職・今栄さんの勝利を予想する声が多かったそうだから、約1500票差は新人・平井さんが大健闘した結果と言っていいかもしれません。

そんな平井さんに対し、今栄さんは自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党の推薦を受けており、今回の選挙で3期目を目指していた。
地盤と組織力では圧倒的に有利だったはずなのに、フタを開けたら市民にノーを突きつけられた形だ。

これをブームを巻き起こしている高市自民と結びつけ、高市総理の人気も地方にまでは及んでいない、と指摘する声もあります。
しかし、竹原出身者の僕としては、自民党のトップが誰だろうと、この市長選の結果には関係も影響もなかったと思う。

僕は個人的に今栄さんを応援していて、今栄さんの政策もそれなりに評価されてしかるべきだと考えている。
しかし、これまで務めてきた2期8年の間にますます人口減少が進み、帰省するたびに街を覆う閉塞感が増しているようにも感じられた。

市民の多くがこの空気感を変えてほしいと思っていたところへ、46歳の平井さんが立候補し、自分が先頭に立って竹原市政を変えてゆく! と力強く宣言。
告示前の10日、竹原青年会議所のYouTubeで配信された政策インタビューのインパクトも大きかったんじゃないか。

以上はあくまで素人の推測ですが。
平井さん、頑張ってください。

今栄さん、お疲れ様でした。
市役所職員の○○さん、週末は飲みに行きましょう。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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