年賀状もう少し続けます📮

神楽坂郵便局でもらった丙午のタオル

きのう、神楽坂郵便局でインクジェット紙の年賀はがきを買ったら、来年の干支・丙午のイラストが描かれたタオルを渡された(画像)。
これも年賀状の現象を少しでも食い止めようという日本郵政グループの涙ぐましい努力の一環か。

なにしろ、年賀はがきの発行枚数は、2003年(04年用)の44億5936万枚から急激な右肩下がりを続けている。
20年(21年用)には半分以下の21億3443万枚、そして25年(26年用)は10億枚も割って7億4841万枚にまで下落した。

ここ数年、個人的にいただく年賀状にも、本年限りで年賀状じまいをすると記している人が多い。
トシがトシなので喪中のはがきも毎年のように届くから、自然と僕の年賀状も年々減って、26年用は33枚。

ちなみに、母親の年賀状も僕が代筆しているのだが、こちらはもっと少なく、とうとう5枚まで減った。
先日、施設へ面会に行った際、「もう年賀状じまいしようか」とお母さんに聞いたら、「まだ○○さんから毎年来とるのに、こっちが勝手にやめたらいけん」。

60代までならやめてもいいと思える年賀状も、80代になると昔馴染みの消息を知る貴重な手段。
それをやめてしまったら、施設暮らしのお母さんの数少ない楽しみを奪うことになるんだと気がつきました。

今朝、年賀状を投函した神楽坂通りのポスト

というわけで、はがきを買って帰ると、晩ご飯の前に自分用とお母さん用の年賀状を作成。
例年通り、一太郎の楽々はがきで裏のデザインを作り、住所録から喪中や年賀状じまいをした人たちを削除して、まとめて両面印刷して一気に完成、である。

今朝、朝散歩の際に神楽坂通りのポストに投函。
毎年、ああ、今年も終わりだな、もうすぐ来年だなあ、と実感しました。

なお、僕は例年、年末年始に帰省する関係上、東京の拙宅にいただいた年賀状をお正月に見ることができません。
Uターンも三が日明けになるので、こちらが年賀状を出していない人にお礼状や寒中見舞いを送れるのは少々遅くなります。

ご理解の程、よろしくお願いいたします。
まあ、そういう年賀状も減ってるんだけどね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る