
全3エピソード 190分 アメリカ=Netflix
70代半ばに達したアーノルド・シュワルツェネッガーが、来し方行く末を語るドキュメンタリー。
ボディビル、俳優、政治家とステップアップしてきた人生そっくりそのまま、3部構成で淡々と振り返っている。
オープニングで紹介されるのはシュワが生まれ育ったオーストリアの田舎町タール。
のちにターミネーターとして世界的大スターとなり、カリフォルニア州知事まで務めたマッチョなセレブが、年老いた今では足繁く故郷に通っている、という述懐が味わい深い。
個人的にはやはり、ハリウッドの映画界に進出した頃の話が面白かった。
シュワはアメリカに移住してすぐ不動産ビジネスで成功しており、経済的には安定していて、裕福な生活の基盤を築いた上で俳優にチャレンジした、という告白には、へええ、と思いましたね。
よくゴシップのネタにされたシルベスター・スタローンとの確執はガチだったそうだ。
そのスタローンがインタビューに応じ、ニコヤカに当時を振り返りながら、シュワの功績を称えているところに時の流れを感じる。
まあ、もう『エクスペンダブルズ』(2010)や『大脱出』(2013)で共演してからも10年以上経ってるんだもんね。
オンタイムでシュワの映画を楽しんだ僕と同世代のファンは必見です!
オススメ度A。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑