『アーノルド』(Netflix)🤗😱

Arnold
全3エピソード 190分 アメリカ=Netflix

70代半ばに達したアーノルド・シュワルツェネッガーが、来し方行く末を語るドキュメンタリー。
ボディビル、俳優、政治家とステップアップしてきた人生そっくりそのまま、3部構成で淡々と振り返っている。

オープニングで紹介されるのはシュワが生まれ育ったオーストリアの田舎町タール。
のちにターミネーターとして世界的大スターとなり、カリフォルニア州知事まで務めたマッチョなセレブが、年老いた今では足繁く故郷に通っている、という述懐が味わい深い。

個人的にはやはり、ハリウッドの映画界に進出した頃の話が面白かった。
シュワはアメリカに移住してすぐ不動産ビジネスで成功しており、経済的には安定していて、裕福な生活の基盤を築いた上で俳優にチャレンジした、という告白には、へええ、と思いましたね。

よくゴシップのネタにされたシルベスター・スタローンとの確執はガチだったそうだ。
そのスタローンがインタビューに応じ、ニコヤカに当時を振り返りながら、シュワの功績を称えているところに時の流れを感じる。

まあ、もう『エクスペンダブルズ』(2010)や『大脱出』(2013)で共演してからも10年以上経ってるんだもんね。
オンタイムでシュワの映画を楽しんだ僕と同世代のファンは必見です!

オススメ度A。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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