
他人にとってはまったくどうでもいい話なのだが、自分を戒める意味でBlogに書いておく。
トシのせいかどうか、今度こそ俺の頭はどうかしてしまったんじゃないか、と思った。
おととい(12日)のことだった。
午前中は家で前日(11日)にジャイアンツタウンスタジアムで取材した原稿を書き、インタビューした相手とLINEで確認のためのやり取り。
午後からは翌日(13日)のインタビューに備えて、編集さんとまたLINEとメールで打ち合わせ。
今回は動画や写真を相手に見てもらうことにしていて、今日中に必要なものが集まるかどうか、細かいやり取りを行った。
それもようやく一段落した17時過ぎ、空腹を覚えて近所のマルエツへ食材と惣菜の買い出しに。
帰宅してから九州場所のテレビ中継を観て、晩ご飯を作る前に風呂に入ろうかと思っていたら、チリンとスマホにメッセージが入ったお知らせ。
18時から会食の約束をしていた元編集さんだった!
それも拙文の掲載、拙著の出版に最も尽力してくれた一番の恩人!
すぐさま電話をかけて平謝りし、大慌てでご指定の店に向かった。
ここ数年、いや、十数年、あんなに全力疾走したことはない。
元編集さんが予約してくれた店が新宿三丁目で、神楽坂から比較的近かったため、定刻より40分遅れで到着できたのは不幸中の幸い。
それでも、着いた時は全身にじっとりと汗が滲んでいた。
こういうシチュエーションだとテンションも上がり、スポーツ界や出版業界の現状を語り合いながら、2人で赤ワインのボトルを2本飲み干した。
年上の元編集さんは怒りもせず、僕がグラスを空けるたびにワインを注いでくれ、最後はきっちり勘定も済ませて帰って行かれた。
若かった頃にも予約や約束を忘れたことはあるが、今回のように大恩ある人との大切な約束を完全に失念したことは一度もない。
しかもスマホのメッセージ、手帳、リビングに吊るしたカレンダーのすべてに12日の約束の時間、場所、元編集さんの名前を記している。
にもかかわらず、すっかり忘れてしまい、スマホにメッセージが来なければ風呂に入るところだった!
まさか認知症の始まりではと、自分で自分にゾッとした。
なお、13日のインタビューは予定通り、筑波大で無事に終了。
きょう14日は行きつけの理容院へ、ちゃんと予約した13時前に行き、カットとカラーを済ませた。
もう何も忘れてないだろうな。
じばらくは自分が信じられそうにない。
