お母さんは「同級生のTくん」をちゃんと覚えていた👵👴🍶🐟

お酒は龍勢 刺し盛りはマグロ、イカ、ハマチ、アジ

6日は照蓮寺の住職Tさんと行きつけの居酒屋〈道草〉で会食。
こちらの店のご主人は昭和13(1938)年生まれの86歳で、ご高齢のため、もう店に出ていないのだが、竹原高校で僕の母親と同級生だった、という縁がある。

現在もカウンターの内側に経っている女将さんが5月ごろ、「竹高で一緒だった赤坂○子さんいうて覚えとる?」とご主人に聞いてみたところ、はっきり「覚えとるよ」と答えられたそうだ。
では、僕の母親のほうはご主人を覚えているのか、そのうち確かめなければと思いながら、今まですっかり忘れていた。

そんなことをふと思い出したのは、6日に〈道草〉で食事をした際、サービスでイチジクを出してもらった時のこと。
イチジクがとても美味しいので「これ、お母さんにも食べさせてやりたいなあ」ともらしたら、お土産に2個いただき、「そう言えば…」と5カ月前の同級生話が記憶によみがえったのである。

7日、老人健康保険施設ゆさかで面会した母親にイチジクを食べさせたら、「美味しい、美味しい」と瞬く間に平らげてしまった。
そこで、〈道草〉のご主人を覚えているかと尋ねたら、「Tくんじゃろ? 覚えとるよ。だいぶ昔のことじゃけえ、どんな顔しとったかまでは思い出せんけどね」。

他愛ない話ではあるけれど、ホンワカとうれしい気分になりました。
それでは、〈道草〉で食べた料理の画像を貼っておきます。

ゆでエビ
ゲソ焼き
イチジク
僕が寄付した大入袋
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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