『江戸川乱歩の美女シリーズ6 妖精の美女 黄金仮面』(BS松竹東急)😉

約109分 初放送:1978年12月30日PM9:02〜 製作:テレビ朝日、松竹
BS松竹東急 再放送:2025年4月27日PM3:00〜

本シリーズは第5話まで〈土曜ワイド劇場〉の1時間半枠で放送されていたが、この第6話で初めて2時間枠に拡大された。
第7話を挟んで第8話からは2時間枠が定着しており、放送時間拡大のための試金石でもあったようだ。

スタッフもかなり気合が入っていたようで、オープニングで黄金仮面が大写しになるタイトルバックからして迫力たっぷり。
中学生だった初放送当時、大いに興奮しながら両親とともに観た記憶がまざまざと蘇ってきました。

しかし、昔も今も、伊吹吾郎がフランス人のアルセーヌ・ルパンというキャスティングは、いくらいい加減さが売り物の美女シリーズとはいえ、あまりに無理があり過ぎる。
「美女」の由美かおるが伊吹と恋仲になってしまう展開にも説得力がない。

伊吹の部下に森次晃嗣、フランス人記者に山本リンダ、脱ぎ役に日活ロマンポルノの野平ゆきと、脇を固める顔ぶれはなかなか豪華。
昭和のサスペンスドラマの雰囲気を楽しむには格好の1本です。

オススメ度B。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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