『江戸川乱歩の美女シリーズ4 白い人魚の美女 緑衣の鬼』(BS松竹東急)😉

約80分 初放送:1978年7月8日PM9:02〜 製作:テレビ朝日、松竹
BS松竹東急再放送:2025年4月13日PM3:00~

毎回、犯人がモロバレの本シリーズ、本作はあまりにもミエミエなのがかえって面白い。
こんなとぼけ方、今じゃ絶対に通用しないよ、という犯人役の昭和的お芝居が最大の見どころです。

「美女役」は中学生当時、僕も秘かなファンだった29歳の夏純子。
TBSのタケダアワー『シルバー仮面』(1971年)を久しぶりに思い出しました。

脱ぎ役として全裸で水槽にぶち込まれるのは、このころピンク映画(死語)のアイドルとして人気を博した日野繭子。
シリーズ初期は探偵事務所のアシスタント五十嵐めぐみも頑張っている。

ただし、例によって犯人が毒をあおるエンディングの唐突さはちょっといただけない。
荒井注が「歯に毒を仕込んでいたな」と言って辻褄を合わせようとしているが、天知に問い詰められながら、直前まで言い逃れしようとしていたやつらが、自殺の準備なんてしてるわけがないだろ。

オススメ度B。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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