
原作はウェブライター雨穴が自身のYouTubeコンテンツを小説化した同名不動産ミステリー。
YouTubeはアップ後2年で再生回数1000万回以上に達し、小説も170万部の大ベストセラーとなった、とオープニングで説明される。
ただし、小説の内容をそのまま映像化したわけではなく、小説は4章立てとなっているが、この映画化版はそれに続く第5章のような内容。
小説を読んで映画も観ればなお一層楽しめる、というナレーションを聞いた出だしから、これは期待できないかな、という嫌な予感が過った。
アイデア自体は面白い。
タイトルの「変な家」は一見ごく普通の二階屋だが、間取図をよく見ると1階に用途不明の小さな密室があり、2階の子供部屋は窓がなく、二重扉になっていて、まるで刑務所の独房のようだ。
さては、この家は人を拉致して殺すために作られたものではないのか、と主人公・雨宮(間宮祥太朗)、設計士・栗原(佐藤二朗)が調査に乗り出し、秘密が隠された山間の旧家を訪ねる。
このあたりからだんだん展開が読めてきて、昭和時代からのホラー映画ファンにとっては、こういう筋書、こういう怖がらせ方、どこかで観たような気がするなあ、という場面の連続となる。
とはいえ、ホラーサスペンスとしては一定のレベルに達しており、退屈はしないでしょう。
実際、昨年の劇場公開時には興収50億円を超える大ヒットとなったそうです。
オススメ度C。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑