夜の歌舞伎町を歩く🥃

「トー横」には柵と警備員の姿が

ゆうべは歌舞伎町のバーへ足を運びました。
以前からTwitter(現X)で何度かやり取りしている人が、昨年末から一時的に不定期で店に出ていると知り、一度くらいは直接会ってみようか、相手の営業にも協力できるし、と考えて。

この街には東京暮らしを始めた40年以上前から最近まで、映画を観に来たことなら何度もあるけれど、夜、酒を飲みに来たのはいつ以来か思い出せないほど久しぶり。
新宿駅からTOHOシネマズへ向かう通りは若者、カップル、外国人でごった返しており、その中にペアで行動している蛍光色のビブス姿の警備員がいる。

昼にはまったく足を向けない通称「トー横」を通りがかると、プラスチック製の柵が立てられ、青いビニールシートで覆われた資材らしきものがあり、制服姿の警官が見回りに歩いていた。
これは、最近問題化していた路上生活者や客待ちする未成年者を排除するためらしい(と目的地のバーで女の子に聞きました)。

路上に並ぶガールズバーの客引き

「トー横」には客待ちの未成年者がいなくなった代わりに、ホストクラブ、ガールズバー、コンセプトカフェの客引きがズラリと並んでいた。
そんな中、悪質な客引き、マッチングアプリによる待ち合わせに対して、「騙されないように」と注意喚起する警察署のアナウンスが響いている。

目的地のバーに行ってみたら、オーナーさんが広島カープのファンだそうで、前田智徳氏のポスターが貼ってあったのにはビックリ。
せっかく遊びに来たのに、こんなところで仕事モードに引き戻されるとは、と思ったね、正直。

会いたい人にもちゃんと会い、1時間ほど楽しく飲んでおしゃべりして、久しぶりの歌舞伎町訪問は終了。
A先生がまた来られるときまで、その人の勤務が続いてくれていればいいんだけどな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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