呉線で鉄分補給と九スポ探し🚋

JR竹原駅

今年の年末年始は久しぶりに2度ほどJR呉線の電車に乗りました。
プラットホームで車両にカメラやスマホを向けるほどの鉄ちゃんではないけれど、瀬戸内海の風景を眺めながらこのローカル線に揺られるのは、なかなかノスタルジックでいい気分。

最近は、竹原の実家から広島へ行くのに使っているのはもっぱら芸陽バスの高速バス〈かぐや姫〉。
呉線の上りは呉の2つ手前の終点・広(ひろ)で広島行きに乗り換えなければならないという不便さもあり、利用する機会がめっきり減っている。

それでも、今回の帰省中、久しぶりに呉線に乗った目的は、広のセブンイレブンで九スポ(九州スポーツ)を購入するため。
実家のある竹原で売られているのは1日遅れの大スポ(大阪スポーツ)なので、今年のように自分の記事が載っている九スポを買うには、九スポの販売エリアまで足を伸ばさなければならないのですよ。

広島県のコンビニ店員に販売エリアを聞くと、九スポの東端が呉市や東広島市、大スポの西端がわが竹原市(らしい)。
竹原より西寄りの三原駅構内にあるセブンイレブンでは、店員がお客さんに「九スポが読みたいのに大スポしかないの?」と聞かれることもあるそうで、そのたびに九スポを買える駅を教えている、という話も聞きました。

大スポ販売エリアの竹原市ではかつて、JR竹原駅構内のセブンイレブンだけは九スポを売っていた。
だから、竹原市は駅で九スポ、コンビニで大スポと両方が読めるという、A先生のようなプロ野球とプロレスの好きな田舎育ちのオタクにはまことにありがたいところだったんだけどね。

そんなことを考えながら、広から竹原への下り便で九スポを読んでいると、ドヤドヤと外国人観光客のグループが乗り込んできたので、ちょっとびっくり。
女性4人、男性2人、いずれも10代から20代で、これから忠海(ただのうみ)へ向かうという。

彼・彼女たちがどこから来て、忠海を訪ねる目的は何なのか。
英語ができれば詳しい話を聞きたかったけどなあ、残念。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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