【きょう20日アップ&掲載!】東スポWEB&東スポ本紙『+GAME14』/敗れても力投したカープ大瀬良が、今季不振の中で達した境地

阪神・甲子園駅の改札にはこんな貼り紙が

まったく、ゲームの〝流れ〟というやつは読めないものだなあ、と改めて痛感しました。
19日のセ・リーグCS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージ第2戦、阪神-広島は1-1の同点で突入した九回、カープの守護神・栗林が四球がらみで2死満塁のピンチを招き、それでもあとひとり抑えれば延長戦に突入、というところで阪神・木浪にライト前へ運ばれてサヨナラ負け。

カープがこの試合を取ればもう一盛り上がりが期待できる局面だっただけに、非常に残念。
いや、まだCSは終わったわけではなく、カープがきょうから4連勝する可能性もあるのですが。

東スポのカープ原稿を請け負っているライターA先生としては、この試合で記事にできるポイントは攻守両面の二つ。
まず、攻撃面では、新井監督が阪神の先発左腕・伊藤将対策として右の長距離砲、堂林を4番、末包を7番でスタメンに復帰させたこと。

しかし、堂林、末包ともにノーヒットに終わった上、それぞれ1併殺を記録する大ブレーキとなってしまった。
その上、末包は2回1死一塁で阪神・ノイジーの打球を後逸し、1-1の同点とされるタイムリーエラーまでやらかしている。

と、ネガティブな材料ばかりの攻撃面に対し、守備面では何と言ってもエース兼選手会長・大瀬良の力投が光った。
とくに末包の失策で同点に追いつかれた直後、後続を2打者空振り三振に打ち取ったピッチングが素晴らしい。

そこで今回は、攻守両方を天秤にかけた結果、大瀬良の力投に焦点を絞ることにしました。
6勝11敗とエースらしからぬ成績に終わった今季の夏場、彼が「試合への入り方、気持ちの持ち方を変えることにしました」と話していた内容を思い出しながら。

この続きは20日朝アップされる東スポWEB、及び午後発売の東スポ、中京スポ、大スポで御一読ください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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