半月ぶりの巨人戦取材で川相総合コーチにダメ出しを食う😖⚾

二回2死一、二塁のチャンスで腕を回す三塁コーチスボックスの川相コーチ

「そういうことじゃダメでしょ!」
と、巨人・川相総合コーチに手厳しいお叱りを受けました。

きょうは4月13日の阪神戦以来、半月ぶりに巨人戦を取材しようと午後イチで東京ドームへ。
ちょうど川相コーチがグラウンドへ出てきたところだったので、スタンドに上がってきてもらい、久しぶりの立ち話。

かねて本人の口から聞きたかったのは、最近、三塁コーチスボックスに立つことになった経緯。
そういう質問をしたら、「もう東スポが書いてたでしょ!」と言われてしまった。

川相コーチが三塁コーチに配転となったのは16日、バンテリンドームの中日戦からで、これまでのところ8試合で4勝4敗。
その間、こっちは西武-ソフトバンク、ヤクルト-中日、ロッテ-ソフトバンク、DeNA-ヤクルトと、他のカードばかり取材していた。

さらに、球場に行かない日はサイクリング2度、映画鑑賞1度、病院での受診が1度。
川相コーチの指摘する東スポの記事は読むことは読んでいたんですが、記憶から飛んでいたんですよね。

東スポの巨人担当記者も書いていた配転の真相は、これまで三塁コーチを務めていた亀井打撃コーチをベンチに入れて打撃指導に専念させるため。
これは大久保打撃チーフコーチの要望で、原監督が了解し、三塁コーチの経験を持つ川相コーチに交代することになった。

ただし、「経験があるとは言っても、8年前の2015年、8月から2カ月ほどやっただけだから、決して慣れているわけじゃない」と川相コーチは言う。
それでも、「やることになった以上は選手がもっと躍動できるように、シーズン終了までまっとうするつもりで頑張ります」。

ああ、よかった、これできょうの取材は丸く収まった、と思っていたら、そこへくだんの記事を書いた東スポの巨人担当キャップが通りがかった。
その途端、川相コーチは彼に向かって、「ダメでしょ! 赤坂さんが東スポの記事を読んでいないようじゃ!」

四回1死二、三塁のチャンスでは三走の岡本和に細かく指示

なお、試合はカープが先制して三回までに2点をリードするも、四回に坂本の3ランが飛び出して巨人が逆転。
その後、坂本の2発目などで5点を取った巨人がカープの追撃をかわし、1点差で逃げ切りました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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