WBCの視聴率は史上最高📺、ハマスタの入場者数は週末最高🏟⚾️

12日のランチは横浜スタジアムの記者席で

先週末に放送されたWBC1次ラウンド、10日金曜の韓国戦、11日土曜のチェコ戦、12日日曜のオーストラリア戦のテレビ中継、3試合連続、関東地方の世帯平均で40%以上を記録したそうです(ビデオリサーチ調べ)。
例によって、某局の先輩に教えていただいた主なデータは以下の通り。

10日金曜:韓国戦(TBS)
18:00〜19:37=平均25.1%、瞬間最高40.4%(19:24)
19:37〜23:20=平均44.4%、瞬間最高50.9%(21:57)※平均はWBC歴代最高

裏番組で一番数字が高かったのは日本テレビ『日本アカデミー賞授賞式』の5.1%で、映画には少ないながらも固定ファン層がいることを伺わせる。
一方、いつも視聴率を獲っているテレビ朝日『報道ステーション』は2.1%と、データ的には〝歴代最低視聴率〟を記録した。

11日土曜:チェコ戦(テレ朝)
18:30〜19:09=平均26.1%、瞬間最高36.2%(19:08)
19:09〜21:54=平均43.1%、瞬間最高48.6%(20:55〜56)
21:54〜22:55=平均38.2%、瞬間最高45.1%(21:54)

裏番組の最高は日テレ『みんなの動物園』5.2%。

12日日曜:オーストラリア戦(テレ朝)
18:34〜19:08=平均25.8%、瞬間最高35.4%(19:07)
19:08〜22:00=平均43.2%、瞬間最高47.7%(20:54)
22:00〜22:55=平均34.0%、瞬間最高42.7%(22:00)

裏番組の上位はNHK『ニュース7』6.7%、日テレ『鉄腕!DASH!!』6.3%。
そこそこ健闘しているのは、やはり固定ファンを持っている番組の力かな。

WBCがこれだけ盛り上がると、プロ野球のオープン戦なんて裏番組ならぬ〝裏興行〟のようなもの。
それでも、先週末から今週にかけて、関東首都圏で試合があると、A先生としてはやっぱり足を運ばないわけにはいきません。

というわけで、きのうもDeNA -中日戦の行われた横浜スタジアムへ取材に行ってきました。
ちなみに、ハマスタの入場者数、土曜は2万3233人、日曜は2万1463人と、いずれも全国の球場で最高を記録。

集客力では定評のある阪神の甲子園、広島のマツダスタジアムを上回り、オープン戦だからチケットの販売枚数を制限していたにもかかわらず、2日連続で2万人を突破した。
地元企業による招待券も含む数字ではあるけれど、興味がなければ見にこない人もいるだろうから、2万人以上のお客さんを集めたのはベイスターズの人気が地元に根付いている証拠、とも言える。

しかし、肝心の試合は投打ともにボロボロで惨敗し、中日に2連敗、オープン戦4連敗となり、きのうで12球団中最下位に転落。
まだオープン戦、今永、牧と投打の主力を欠いた状態とはいえ、結果を出さなければならない立場の選手が出せていなかったのがいかにも歯痒い。

とくにきのうの先発・東克樹は、11勝を挙げて新人王を獲得した1年目の2018年以降、故障や病気もあって3年間鳴かず飛ばず。
今年こそ開幕ローテ入りし、本格復帰に向けてアピールしなければならない登板で、1本塁打を含む9安打6失点といまだ前途多難。

これには三浦監督も、ローテ争いで後退したと指摘せざるを得なかった。
WBCの大盛り上がりの裏側で、地味ながらも切実なサバイバルレースでもがいている選手は大勢います。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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