【きょう11日緊急寄稿!】東スポWEB『赤ペン!!』447

1998年12月、入来智さんの巨人入団会見(左は末次利光編成部長=当時)©︎東京スポーツ新聞社

きのう10日、オリックス・入来祐作投手コーチの兄、近鉄、広島、巨人、ヤクルトで投手として活躍した入来智さんが亡くなった。
車の衝突事故によるもので、まだ55歳という若さだった。

キャンプイン前日の1月31日、弟の入来コーチは智さん、父・喜門さんとともに、故郷の宮崎県都城市で母親の墓参りをした。
入来コーチが自身のフェイスブックやインスタグラムに投稿した写真には、穏やかに微笑む智さんの顔も写っている。

この日は母親の命日で、智さんは実家のある都城市で暮らしていた。
家族そろって母親の墓前に参り、翌日からのキャンプに向けて心身を引き締めることが、入来家の毎年恒例の行事だった。

私が入来コーチにキャンプ地でインタビューしたのは、お墓参りから3日後の2月3日、その記事が東スポWEBにアップ、東スポ本紙に掲載されたのがそれから4日後の同月7日。
恐らく、智さんも読んでくれていたに違いないその記事が出てから僅か3日後の10日、智さんは同じ都城市内の交通事故で命を落としたのだ。

入来コーチの心中は察するに余りある。
この続きは東スポWEBで御一読ください。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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