キャンプの休日は鍼でグッタリ、ランチでグッスリ🥱

西橘通の外れにある岡元鍼灸院

3年ぶりに一部制限付きながらコロナ規制から解放され、楽しかった宮崎キャンプ取材もきょうでおしまい。
東京へ帰る前に、6日月曜の休日ネタをアップしておきます。

今年の宮崎キャンプ、6日月曜は巨人、広島、オリックス、ソフトバンクと4球団が休養日(※巨人は当初の予定を変更して二軍のみ練習)。
宮崎でまったく野球の練習のない一日を過ごしたのは、いつ以来か思い出せないほど超久しぶりだった。

そこで、あれこれ休日プランを考えた末に、昔キャンプ期間中限定のかかりつけだった岡元鍼灸院へ行くことにしました。
ここに通うようになったのは巨人の長嶋監督時代で、かれこれ30年近い付き合いになるけれど、ここ4~5年はコロナ禍もあってすっかりご無沙汰していた。

かつては40代だった岡元先生もいまや古希の手前ですっかり太っている。
やはり70歳を目前にしている〈鮨処はっとり〉の大将と同様、「生活のためよりもボケ防止に仕事をしているようなもの」だそうで、「もういつやめてもいいんですよ」と随分ボヤキが多かったなぁ。

施術は昔と相変わらず、まずうつ伏せになって足、背中、頭と打ってもらい、30分ほど体を温め、仰向けになってまた足、腹、顔。
眉毛の間、額の生え際に打たれたときは、毎年巨人のキャンプに通っていたころを思い出しました。

「久しぶりに鍼をやったら打ち疲れでグッタリしますよ」と言われたが、治療の直後はそれほどでもなく、いったんホテルへ帰り、部屋の掃除が済むまで1階のカフェで原稿を執筆。
その後、昼ご飯を食べに出て、ひとりで一番街や若草通界隈をウロウロしていたら、デパート山形屋の裏に行列ができている店が見つかった。

〈おぐら本店〉のビジネスセット1100円

行列の上を見上げると、〈おぐら本店チキン南蛮〉という看板があり、その下で写真を撮っているカップルや女の子のグループまでいる。
店構えはいかにも下町の洋食屋という雰囲気で、行列には僕みたいなお一人様もいるし、ものは試しと行列に並んでみた。

入ってみたら意外に広い店内にお客さんがぎっしり。
この店は「チキン南蛮発祥の地の一つ」だそうで、ハンバーグも名物だとメニューにあったから、両方を2分の1ずつ食べられる〈ビジネスセット〉を注文し、ビールも1本つけました。

そうしたら、満腹感とほろ酔い加減でフラフラになってしまい、千鳥足でホテルに帰り着くとバタンキュー。
それでも夜になったら、「美味しいイタリアンに出かけましょう」という魅惑的なお誘いについ乗っちゃって…というこの続きは、機会があったらまた書きます。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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