3年ぶりのソフトバンク取材で、変わったなあ、と感じたこと⚾😲

アイビースタジアムの正面玄関

コロナ禍以降、3年ぶりにソフトバンクのキャンプを取材してきました。
昨年までの2年間は報道陣の人数が制限され、各社○人まで(メディアによって数が違う)と決められていたため、フリーの僕としては自粛、というか遠慮せざるを得なかった。

それが、今年からNPB12球団で足並みを揃え、コロナ禍で敷かれていた様々な規制を撤廃。
ファンもある程度は自由に練習を見ることができるようになってから最初の週末とあって、きょうは大変な賑わいでした。

朝10時前のウォーミングアップからこの人出

ウォーミングアップ自体は地味なメニューで、正直、見ていても面白くも何ともありません。
が、ここへ王球団会長、藤本監督が姿を現して手を振ると、スタンドに詰めかけたファンから盛大な拍手が巻き起こった。

室内練習場〈はんぴドーム〉の屋根にはこんなロゴマークとコピーが
新たな名物〈藤本バルーン〉

昨年のキャンプから登場した藤本監督のバルーンは、土日限定で行われるファンサービスの一環。
お子さんが中に入って遊べるようになっています。

茶髪にした甲斐(左)と新加入の嶺井

午前中のブルペンでは、投手たちが入ってくる前、正捕手の甲斐とDeNAから移籍した嶺井が何やら入念な打ち合わせをして、捕手同士でキャッチボール。
これも以前は見られなかった光景です(当たり前だけど)。

ランチ特打を行った新外国人アストゥディーヨ

ランチ特打には、新外国人のアストゥディーヨ、来日2年目のガルビスが登場。
アストゥディーヨはよほど張り切っているのか、フルスイングでサク越えを連発し、何本かは場外まで飛んでいった。

リチャードのフリー打撃を見つめる王会長

午後の打撃練習では、王会長がリチャードのロングティーとフリー打撃を視察し、時折何やらアドバイスを送っていました。
王さんはやっぱりこういう一発を打てるタイプの打者が好きなんだなあ、と思った半面、リチャード自身は当然硬くっていたはずで、もう少しノビノビとやらせてあげればいいのに、と思わないでもなかったですね、正直なところ。

このあと、フリー打撃にドラフト2位新人・大津亮介(新日鉄鹿島)、同5位・松本晴(亜細亜大)が初登板。
大津は「開幕ローテ入りを目指しています」と宣言し、松本晴は「カーブとチェンジアップに磨きをかけていけたら」と、初BPの手応えや課題を語っていた。

そんなふうにコロナ前の囲み取材が解禁された一方、ゾーニングの動線が以前よりも極端に分離されており、選手と報道陣が遠ざけられている現状には少々違和感も感じました。
ホークスと言えば、コロナ前は僕のような一見でもベンチ裏を訪ね、選手やコーチとざっくばらんに雑談ができる大らかな雰囲気があったもの。

たまにしか取材にお訪ねできないライターにとっては、何より王会長を囲める時間がなかったのは寂しい。
そういうところも、追い追い、規制緩和されることを願っています。

(以下はオマケ画像)

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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